談話・コメント

外務報道官談話

南北スーダン間の軍事的緊張の高まりについて

平成24年4月12日

  1. 我が国は,スーダン及び南スーダン両国間の軍事的緊張が高まっていることを深く憂慮します。
  2. 我が国は,スーダン及び南スーダン両国政府に対し,これ以上の緊張の高まりにつながることがないよう最大限の自制を求めるとともに,本年2月10日に両国政府が合意署名した相互の領土保全の遵守や反政府勢力への支援の禁止を含む相互不可侵と協力の覚書を遵守することを求めます。特に,我が国は,南スーダン側に対し,ヘグリグ地域の産油関連施設への損傷を与えることなく,直ちに同地域から撤退することを求めます。また,南スーダンへの爆弾投下を非難します。
  3. さらに,スーダン及び南スーダン両国政府に対し,事態の収拾に向けた協議を早期に開始することを求めます。また,両国間における全ての諸課題を交渉により解決することを求めます。

【参考】
(1)10日,スーダン及び南スーダン両国政府の発表によれば,南スーダン国軍(SPLA)が,南北スーダン国境からスーダン領内に数十キロ入った地点にあるヘグリグを占拠した模様。ヘグリグはスーダンの主要な油田地帯であり,同国経済にとり,重要な存在。

(2)その一方,報道によれば,スーダン軍(SAF)は,同日,南北スーダン国境地帯にある南スーダン・ユニティ州(南北国境に面した州)の2地点をアントノフ機により爆弾投下(6発)し,女性・子供を含む4名が負傷した由。

(3)スーダン側は,SPLAによる国境侵犯を主張。これに対し,南スーダン側は,報道によれば,今次ヘグリグ制圧をSAFによる南スーダン領内への爆弾投下に対する反撃と主張。

(4)NY時間11日,潘基文国連事務総長は,サルヴァ・キール南スーダン大統領に対し電話で働きかけるとともに,南北双方の敵対行為の即時停止,お互いの領土からの軍の撤退,南北両首脳による対話を求める旨の声明を発出。

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