談話・コメント

外務報道官談話

エチオピア・エリトリア情勢について

平成24年3月22日

  1. エチオピアとエリトリアの国境付近において,3月15日(木曜日),エチオピア軍によるエリトリア領への攻撃が発生しました。同軍は攻撃後に撤退しましたが,その後,更なる攻撃が行われたとの報道もあり,我が国は事態を注視しています。
  2. 我が国は,この地域において緊張が高まっていることを懸念し,全ての関係者に自制を求めるとともに,緊張の緩和に努めるよう強く呼びかけます。
  3. また,我が国は,両国間の緊張の背景にある国境問題を憂慮し,この問題が早期且つ平和裡に解決されるよう両国による努力を強く期待します。

(参考1)エチオピア軍によるエリトリア領内への攻撃
 エチオピア政府によると,3月15日,エチオピア軍はエリトリア領内にある3カ所の反エチオピア軍事キャンプを攻撃。同軍は攻撃後,同日撤退。これに対しエリトリアは,右攻撃を非難しつつも,即時交戦の構えは見せていない。なお,その後,エチオピア軍による更なる攻撃が行われたとの報道もあるが,同国政府はこれを否定している。

(参考2)エチオピア・エリトリア国境問題
 1993年,エチオピアからエリトリアが独立。1998年5月,国境確定問題をめぐって両国間で武力紛争が発生した。2000年12月に「和平合意」が成立,国連PKO(エチオピア・エリトリアミッション(UNMEE))が国境付近に展開した。しかし,国境付近の一部地域の帰属をめぐって両国間の意見が対立,未だ関係正常化には至っていない。UNMEEは2008年に撤退が決定。現在,国境付近には両国軍が対峙する緊張状態が続いている。

このページのトップへ戻る
外務報道官談話 |  平成24年談話 |  目次へ戻る