談話・コメント

外務大臣談話

ミャンマー情勢について(政治犯の釈放)

平成24年1月13日

  1. 1月12日(木曜日),ミャンマー政府は,全国の受刑者のうち651名に恩赦を与えると発表し,13日(金曜日)より順次釈放が始まっています。そのうち,政治犯については、1988年の民主化運動の中心的な指導者ミン・コー・ナイン氏を始めとして100名以上が釈放されたことが確認されています。わが国は、この措置を,同国の民主化と国民和解に向けた具体的前進として歓迎します。
  2. 1月12日(木曜日)には、ミャンマー当局とカレン民族同盟(KNU)との停戦合意も実現しており、わが国は,ミャンマー政府が,民主化及び国民和解に向けた取組みを一層強化することを期待します。また、わが国としても,ミャンマーの民主化及び国民和解が一層進展するよう,引き続き支援していく考えです。

【参考】
1 1月12日夜のミャンマー国営放送は、テイン・セイン大統領が、国家の和平と国民和解のため、及び全ての人が政治活動に参加し新国家建設に貢献できる国民になるよう、13日より各刑務所の服役囚651人に対して恩赦を与える旨報じた。

2 13日午後現在,釈放が確認されている政治犯は,アウン・サン・スー・チー女史に次いで著名とされる「88年世代学生グループ」の活動家のミン・コー・ナイン氏。また,2005年に失脚したキン・ニュン元首相を含む旧国軍情報局関係者の釈放も確認されている。国民民主連盟(NLD)中央執行委員によれば、13日午後時点で100名以上の政治犯釈放を確認しており、更に確認中としている。


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