- 本30日(水曜日),ミャンマーにおいて,テイン・セイン大統領(President Mr.Thein Sein)率いる新政府が発足し,1988年以降同国を統治してきた国家平和開発評議会(SPDC)から政権が委譲されました。
- 我が国としては,同国の国会における議論や更なる国民和解に向けた政府の前向きな努力を通じ,同国がより一層開かれた,民主的な国家となることを期待するとともに,我が国を始め国際社会との関係が一層強化されることを希望します。
【参考1】国家平和開発評議会(State Peace and Development Council; SPDC)は、1988年9月に国軍幹部が結成した国家法秩序回復評議会(SLORC)が1997年11月に改称されたもの。
【参考2】政権移行に伴い、国名が「ミャンマー連邦」から「ミャンマー連邦共和国(Republic of the Union of Myanmar)」に変更された。
【参考3】新政府・国会の主要な顔ぶれ(名前の後ろの括弧内は前職等)
大統領 テイン・セイン(President Mr. Thein Sein)(首相)
副大統領 ティハ・トゥラ・ティン・アウン・ミン・ウー (SPDC第1書記)
副大統領 サイ・マウ・カン (医師。少数民族シャン族)
(注:首相ポストは設置されていない)
外務大臣 ワナ・マウン・ルイン (ジュネーブ代表部大使)
上院(民族代表院)議長 キン・アウン・ミン(文化大臣)
下院(国民代表院)議長 トゥラ・シュエ・マン(国軍総参謀長)