- 本4日(金曜日),ミャンマー国会における選挙の結果,テイン・セイン氏が新大統領に選出されました。
- 我が国としては,テイン・セイン大統領のリーダーシップの下,ミャンマー新政府が,より一層開かれた,民主的なミャンマーに向けて前向きな措置を講じていくことを期待するとともに,我が国を始め国際社会との関係が一層強化されることを希望します。
(注)ミャンマーにおける大統領就任は23年振り。
【参考】
- テイン・セイン大統領(President Mr. Thein Sein)略歴
(1)生年月日 1945年5月11日(65歳)
(2)学歴 国軍士官学校卒(第9期)
(3)経歴
1967年 国軍士官学校卒(第9期)
1995年 三角地帯軍管区司令官
1997年11月 国家平和開発評議会(SPDC)委員
2001年11月 国防省軍務総局長
2003年 8月 SPDC第2書記
2004年10月 SPDC第1書記
2007年 5月 首相代行を兼任
2007年10月24日 首相、大将に昇進(SPDC委員)。その後、国防省軍務総局長から離職
2010年4月 軍を退役。首相職のまま、連邦連帯開発党(USDP)を結成し、党首に就任。
2010年11月 下院(国民代表院)議員選挙にて当選。
(4)既婚
(5)訪日歴 第1回日本・メコン地域諸国首脳会議出席(2009年11月)- 国会開会からの動き
(1)1月31日
国会各院及び地方議会において正副議長が選出された。
(ア)下院(国民代表院)議長:トゥラ・シュエ・マン元大将(現政権NO.3。前国軍総参謀長。)
(イ)上院(民族代表院)議長:キン・アウン・ミン前文化大臣(元少将)
(2)2月1日
下院議員グループ、上院議員グループ、軍人議員グループがそれぞれ下記のとおり副大統領候補を選出した(この際に各候補に関する大統領資格審査も行われたことが3日判明した。)。
(ア)下院議員グループ
(a)テイン・セイン首相
(b)ソー・テイン・アウン(パロン・サウォー党所属下院議員。)
(イ)上院議員グループ
(a)サイ・マウ・カン(USDP所属。)
(b)エー・マウン(ラカイン民族開発党(RNDP)党首。ラカイン族。)
(ウ)軍人議員グループ(上院・下院合同)
ティハ・トゥラ・ティン・アウン・ミン・ウーSPDC第1書記(現政権NO.5)
(3)2月2日 休会
(4)2月3日
上下両院にて、それぞれ副大統領候補を1名に絞る投票を実施。下院ではテイン・セイン首相、上院ではサイ・マウ・カン議員が候補に選出され、その結果、副大統領候補は以下の3名となった。
下院議員グループ選出候補 テイン・セイン首相(現政権NO.4)
上院議員グループ選出候補 サイ・マウ・カン上院議員(USDP所属議員)
軍人議員グループ選出候補 ティハ・トゥラ・ティン・アウン・ミン・ウーSPDC第1書記(現政権NO.5)
(5)2月4日
上下両院合同の投票により、副大統領候補3名の中からテイン・セイン首相が大統領に選出された(他の2名は副大統領となった。)。