談話・コメント

外務報道官談話

ダマスカスにおける爆弾テロの発生について

平成23年12月26日

  1. 12月23日(金曜日),シリアの首都ダマスカスにおいて,少なくとも44名の死者及び166名の負傷者を伴う爆弾テロが2件発生したことについて,強い衝撃と憤りを覚えます。テロはいかなる理由においても正当化できず,我が国は罪のない人々を無差別に標的にする残虐なテロ行為を断固として非難するとともに,爆弾テロにより亡くなられた方々及びご遺族の方々に心から哀悼の意を表します。
  2. これらの爆弾テロの発生の背景事情には未だ不明な点も多くありますが, 我が国としては現在のシリアの治安状況を,憂慮を持って注視しています。我が国は,これ以上無辜の犠牲者を出さないためにも,シリア政府が,暴力の即時停止,改革や対話の迅速な実施,アラブ連盟の行動計画の完全かつ速やかな実施を行うよう求めます。

(参考1)ダマスカスにおける爆弾テロについて
 12月23日(金曜日),シリアの首都ダマスカス市内のカファル・スーセにおいて,治安当局の本部などを標的とした自動車爆弾によるテロ事案が発生。政府側発表によると,44人の死者及び166人の負傷者が発生。また,政府側はアルカーイダによる犯行が疑われる旨発表しているが,今のところいかなる犯行声明も出ておらず,実行犯の特定はできていない。

(参考2)シリア情勢及び我が国の対応
 シリアにおいては,本年3月以降,各地で反政府デモが発生,9か月経過した現在も依然として収束せず,治安当局とデモ隊との衝突により,国連等によるとこれまでの死者数は5,000人に及ぶ。
 我が国を含め,欧米諸国はシリア政府に対してデモ隊に対する弾圧の即時停止及び改革の実施を強く要請,アサド大統領に対しては道を譲るべき(step aside)との声明を発表する他,政府関係者に対する経済制裁措置(12月22日に対象者を追加)を実施してきている。


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