談話・コメント

外務報道官談話

キルギス共和国大統領選挙について

平成23年11月2日

  1. 10月30日(日曜日),キルギス共和国において大統領選挙が,平穏に実施されたことを歓迎します。今回の選挙は,2010年4月に発生した政変後初の大統領選挙であり,同国における民主化プロセスを進展させる観点から,極めて重要な意義を有するものです。
  2. 今回の選挙には,我が国を含む各国及び国際機関からの選挙監視団が各地に展開しました。欧州安全保障協力機構/民主制度・人権事務所(OSCE/ODIHR)等の国際選挙監視団は,民主的なプラクティスを強化し選挙プロセスの正統性を向上させる必要ある中で,今回の大統領選挙では,平穏に実施されたと肯定的な評価を発表しました。首藤信彦衆議院議員,阪口直人衆議院議員をはじめとする国会議員監視団からは,一定の問題はあったものの,今回の大統領選挙について中立かつ公正に行われた,選挙監視活動を通して,キルギスにおける民主化の進展を感じており,今後民主化が定着する可能性に大いに期待しているとの報告を受けています。
  3. 我が国は,今回の選挙で選出される大統領の下,全ての政治勢力が民主主義と憲法的秩序に則り,キルギスの安定と発展に向けて協力して取り組んでいくことを期待するとともに,引き続き,キルギスの民主化を支援していく考えです。

【参考1】キルギス共和国における大統領選挙等
2010年4月,汚職,親族支配等への国民の不満を背景に,政府側と反政府派が衝突。バキーエフ前大統領が国外逃亡する等,国内が混乱。同年6月の国民投票等によるオトゥンバエヴァ暫定大統領と新憲法の承認,10月の議会選挙成功により,民主化プロセスが始動し,本年6月30日,共和国議会は大統領選挙を10月30日に実施することを決定。2010年の政変後,新憲法のもとで初めて行われた今次大統領選挙は,今後のキルギスの民主化にとって重要。

【参考2】OSCE/ODIHR選挙監視団等の評価(現地時間31日16時,共同記者会見)
OSCE/ODIHR選挙監視団長,OSCE議会監視団長及び欧州議会監視団長は,今次選挙を総じて肯定的に評価。また,開票・集計・有権者リストの不備等の違反を指摘しつつも,本選挙が基本的な自由が確保されたものであったと評価し,キルギス国民及びキルギス政府は民主化に進んでいるとコメント。

【参考3】我が国からの選挙監視要員派遣
(1)国会議員監視団:キルギス政府の招待に応じ,首藤信彦衆議院議員,阪口直人衆議院議員,藤谷光信参議院議員,宮崎岳志衆議院議員及び中屋大介衆議院議員(すべて民主党)が参加。
(2)OSCE/ODIHR選挙短期監視員:公募により選定された有識者2名,在キルギス大使館員2名,JICAキルギス事務所員2名が参加。


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