談話・コメント

外務報道官談話

ゴラン高原における衝突の発生について

平成23年6月6日

  1. 6月5日(日曜日),ゴラン高原内において,シリア側住民によるデモが発生し,イスラエル軍の射撃によりデモ参加者に死傷者が発生したことに対し,我が国としては遺憾の意を表明するとともに,犠牲者及び遺族に哀悼の意を表します。

  2. 我が国は,全ての関係者に自制を呼びかけるとともに,暴力の使用を誘発するいかなる行為も回避されるべきと考えます。また,我が国は,UNDOF(国連兵力引き離し監視隊)がイスラエル・シリア間の兵力引き離しの履行状況の監視という任務を引き続き円滑に遂行することの重要性を強調します。

【参考】
(1)ゴラン高原では,UNDOFが,同高原内に設置された兵力引き離し地域及びその周辺の兵力制限地域において,イスラエル・シリア間の停戦監視及び両軍の兵力引き離しに関する履行状況の監視を主任務として現在も活動中。我が国からは,自衛官46名が派遣され,輸送業務を実施中のところ,我が方要員全員の安全が確認されている。

(2)抗議デモの発生
ア 6月5日(日曜日)(イスラエルのゴラン高原占領に至った第3次中東戦争の開戦日),ゴラン高原内でシリア側住民(主にパレスチナ難民)による抗議デモ発生。

イ テクニカルフェンス(シリア側の越境防止のため,兵力引き離し地帯のイスラエル占領地側境界よりもイスラエル寄りに設置された柵)を越えようとした参加者がイスラエル軍に射撃され,死傷者が発生(シリア側報道は23名が死亡したとしているが,イスラエル側報道によればイスラエル軍は同数字を誇張されたものと主張)。

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