談話・コメント

前原外務大臣談話

イラク新政権の樹立について

平成22年12月22日

  1. 12月21日(火曜日),イラク国民議会においてヌーリー・アル・マーリキー首相が提出した閣僚名簿が承認され,新政権樹立のプロセスが完了しました。我が国は,主要な政治勢力の参加の下,新政権が樹立されたことを,イラクにおける民主主義の進展として歓迎します。

  2. 我が国は,イラク新政権及び国民が,宗教・民族の相違を乗り越え,治安の安定と経済復興を推し進めることを希望します。

  3. 我が国は,イラクにおける経済社会開発のために必要な公的支援を引き続き実施していくとともに,経済面をはじめとする幅広い分野での日・イラク関係の一層の進展に努めていきます。

【参考】

  1. イラク国会は325議席(一院制)。本年3月に国会選挙がイラク全土18県で実施され(前回は2005年12月),イラーキーヤ(世俗派及びスンニー派)が91議席,法治国家連合(SLA)(シーア派)89議席,イラク国民連合(INA)(シーア派)70議席,クルド同盟43議席等の結果となった。

  2. 6月14日に国会が召集されるも直ちに休会,各政党連合は連立交渉に入った。

  3. 11月11日,国会が再開,イラーキーヤ所属のアル・ヌジャイフィー議員が国会議長に選出され,タラバーニー大統領が再選した。同月25日,タラバーニー大統領はマーリキー首相を首班指名し,組閣を命じた。

  4. 12月20日,マーリキー首相は閣僚名簿をアル・ヌジャイフィー国民議会議長に提出した。21日現地時間午後14時45分(日本時間20時45分)過ぎから国民議会会合が開催,午後4時(日本時間22時時)頃,マーリキー首相が閣僚名簿を読み上げ,閣僚一人ずつに対し出席議員の挙手による信任投票が行われ,全閣僚ポスト候補者が各々信任された。但し,主要ポストである治安関係を含む一部の閣僚ポストについては,マーリキー首相が代行する等閣僚指名の決定が延期された。

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