- 我が国は,ミャンマーにおける民主化運動の指導者アウン・サン・スー・チー女史が長年にわたり自宅軟禁措置の下におかれていたことに大きな懸念を有しておりましたが,本13日(土曜日)に同措置が解除されたことを一歩前進と受け止めています。
- ミャンマー政府が,人権状況の改善,民主化及び国民和解の実現に向けて,今後一層の前向きな措置を取ることを期待します。
【参考】
- 2009年5月,アウン・サン・スー・チー女史は,米国人が自宅に侵入したことを当局に通報しなかったため国家防御法に違反したとして裁判で禁固3年の判決を受け,ミャンマー政府の特別措置により,刑期を1年半に短縮され,自宅で軟禁措置を受けていた。
- 自宅軟禁中であったスー・チー女史及び刑務所に収監されている政治犯は,本年3月に制定された選挙関連法の規定により,11月7日に実施された選挙に参加する権利を与えられなかった。