談話・コメント

外務報道官談話

ベラルーシ大統領選挙後の情勢について

平成22年12月21日

  1. 12月19日(日曜日),ベラルーシ大統領選挙の投票後に行われた抗議集会において,集会参加者と治安部隊との間で衝突が生じ,大統領候補者を含む多数の集会参加者が負傷し,拘束されたことを深く憂慮します。

  2. また,20日(月曜日),欧州安全保障協力機構/民主制度・人権事務所(OSCE/ODIHR)国際選挙監視団は,大統領選挙について,改善点はあったものの,国際基準を満たすものではなかったとの報告を発表しました。同監視団に参加した我が国監視要員からも,監視活動はベラルーシ側協力の下で概して円滑に行われたものの,票の集計における透明性に疑念があったとの報告を受けています。

  3. 我が国は,ベラルーシ当局に対し民主主義の原則を確保することを求めるとともに,国際社会との対話と協力の姿勢を今後も継続することを希望します。

【参考1】 ベラルーシ大統領選挙結果

  • 現職を含め10人が立候補。投票率は約90%で,ルカシェンコ現大統領が約80%を得票し当選。他の候補者は,いずれも3%未満の得票。


【参考2】 投票後の抗議集会と治安部隊との衝突

  • 投票が終了した19日(現地時間)の夜,野党側は首都ミンスク中心部で抗議集会を開催(参加者数は,おおよそ数千人から1万人規模と見られる)。治安部隊との衝突があり,野党候補者7名を含め,集会参加者やジャーナリストが多数拘束。


【参考3】 OSCE/ODIHR選挙監視ミッションの暫定評価要旨(12月20日)

  • ベラルーシの大統領選挙は,いくつかの具体的な改善は見られたものの,OSCEのコミットメントに適合するには未だかなりの道のりがあることを示した。
  • 投票日の夜は大統領選挙立候補者のほとんど,何百人という活動家,ジャーナリスト並びに市民社会の代表たちが拘束されることにより台無しにされてしまった。


【参考4】 我が国選挙監視要員の派遣

  • OSCE/ODIHR選挙監視ミッション(約300人規模)に,在ロシア大使館及び在ポーランド大使館の館員計2名を派遣。
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