談話・コメント

外務報道官談話

イラク国内における連続テロの発生について

平成22年8月26日

  1. 25日(水曜日),イラク国内において連続テロが発生,多数の死傷者が出たことに,強い衝撃と憤りを覚えます。我が国は今回亡くなられた方々及び御遺族の方々に心から哀悼の意を表します。
  2. テロはいかなる理由においても正当化できず,我が国は,罪のない人々を無差別に標的にする残虐なテロ行為を改めて断固として非難します。
  3. 我が国は,引き続きイラク国民が民族・宗派を互いに尊重し,国民融和を図りつつ,本年3月の国会選挙の結果を踏まえた早期の新政府樹立を含む国づくりに向けた努力を払うよう期待します。我が国は,そのようなイラク国民の努力を引き続き積極的に支援していきます。

【参考】

  1. 25日,イラクの複数の場所における計画的攻撃で少なくとも46名が死亡し,約250名が負傷した模様。

    (1)バグダッドにおける被害
    ・ バグダッド北部のカーヒラ(カイロ)地区において朝8:00頃に発生した自動車爆弾による自爆攻撃で,警察官及び民間人も含む,少なくとも15名が死亡し,38名以上が負傷した。同攻撃により,警察署に加え,複数のアパートが大きな損害を受けた。
    ・ バグダッド中心部において,2発の手製爆弾により7名が負傷し,また,自動車爆弾により,2名が死亡,7名が負傷した。
    ・ バグダッド南部において,2名の警察官が射殺された。

    (2)その他地域における被害
    ・ バスラ市において,警察署付近に駐車されていた自動車の爆発により,警察官4名を含む12名が負傷する事件が発生した。
    ・ クートのパスポートオフィスに対して自動車爆弾を使用した攻撃があり,警察官15名を含む20名が死亡し,90名が負傷した。
    ・ アンバール県のラマーディーにおいて,2回の自動車爆弾の爆発により,3名が死亡,16名が負傷した。うち,1回は警察署のチェックポイントを標的としたものであった。
    ・ ディヤーラ県ムクタディーヤにおいて,自動車爆弾の爆発により,3名が死亡,18名が負傷した。死傷者の大部分は警察官であった。
    ・ カルバラーにおいて,警察署を狙った自動車爆弾の爆発により,警察官を含む29名が負傷した。
    ・ キルクークにおいて,自動車爆弾の爆発により,1名が死亡,11名が負傷した。
  2. 米国東部時間8月18日夜(日本時間19日午前),イラク駐留米軍最後の戦闘旅団がイラクからクウェートに入り,撤退が完了している。
  3. 8月17日には,バグダッドの中心部に位置するイラク軍新兵募集事務所で自爆テロが発生,少なくとも59名が死亡し,100名以上が負傷した。

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