談話・コメント

外務報道官談話

スーダン政府と「正義と平等運動」(JEM)との合意文書署名について

平成22年2月24日

  1. 23日、ドーハ(カタール)にてスーダン政府と「正義と平等運動」(JEM)との間で、即時停戦を含む「ダルフール問題解決のための枠組み合意」が署名されたことを歓迎します。
  2. アル・マフムード国務相をはじめとするカタール政府及びバソレAU国連合同調停官による調停努力を高く評価します。
  3. 今回の合意を基礎として、今後の交渉において、全ての当事者が参加する恒久的かつ包括的なダルフール和平合意に向けた進展が得られることを強く期待します。
  4. 我が国は、今回の署名式に佐藤啓太郎アフリカ紛争・難民問題担当大使を派遣しました。今後ともダルフール和平プロセスに積極的に貢献していく考えです。

【参考】 カタールにおけるダルフール和平会合

  1. 国連、アフリカ連合(AU)の両ダルフール和平担当特使による2006年来の調停は不調に終わった。その後、2008年6月に国連・AU合同首席調停官に就任したバソレ元ブルキナファソ外相がアル・マフムード・カタール外務担当国務大臣と共にダルフール紛争の調停に従事。
  2. 2009年2月、ダルフール反政府勢力各派のうち、「正義と平等運動」(JEM)とスーダン政府との間で、捕虜交換、敵対行為の停止に向けた枠組み合意実現のための交渉継続等を内容とする「善意・信頼醸成合意」に署名。しかしながら、同合意には、スーダン解放運動(SLM)ヌール派を始めとする他の反政府勢力各派の参加が得られず、また、同年3月に、スーダン政府がダルフール地域で人道支援に携わる国際NGOを追放したことにJEMが反発し、和平協議は中断。
  3. 2009年11月、ダルフール和平協議が再開され、ダルフール市民社会間の対話等を開催するとともに、「調停者」と反政府勢力各派との間で、スーダン政府との直接対話開始に向けた予備協議を開始。
  4. 本年2月22日から開始された今次協議では、スーダン政府と反政府勢力各派との直接協議が行われており、スーダン政府とJEMとの間で、「ダルフール問題解決のための枠組み合意」が成立し、23日に、バシール大統領、ハリール・イブラヒームJEM代表立会いの下、アミーン・ハサン・オマル文化・青年・スポーツ担当国務大臣とツクドJEM交渉団長が署名を行った。

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