談話・コメント

外務報道官談話

ミャンマー情勢(政治犯の釈放)

平成22年2月13日

  1. 本13日(土曜日)、我が国は、ミャンマー政府が、ティン・ウー元国防相(元国民民主連盟(NLD)議長)に対する自宅軟禁措置を解除したことを、同国の民主化及び国民和解につながる前向きな動きとして評価します。
  2. 我が国は、ミャンマー政府が、今後とも政治犯釈放の動きを更に推進するとともに、すべての関係者が参加する形で民主化プロセスを進めることを期待します。

【参考】

  1. ティン・ウー元国防相(83歳)は、2003年5月30日にアウン・サン・スー・チー女史の地方遊説に同行していた際に同女史と共に当局に拘束され、その後2004年2月13日以降、自宅軟禁措置を課されていた。
  2. ティン・ウー元国防相は、社会主義政権時代に国防相(陸軍大将)を務めた後、1988年に民主化運動に参加し、同年12月にNLD議長に就任したが、1989年7月から1995年3月まで自宅軟禁措置を課され、その間1992年にNLDにより除名処分を受けた。その後1995年10月にNLDの役員再編により同党副議長に任命されたが、当局は公認していない。
このページのトップへ戻る
外務報道官談話 |  平成22年談話 |  目次へ戻る