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世界の学校を見てみよう!

南アフリカ共和国
Republic of South Africa

南アフリカの学校では今

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校舎

 南アフリカの教育システムは,小学校が7学年,高校が5学年で,日本の中学校に当たる学校はありません。学齢期は日本と同じ7歳から,義務教育は高校2年生までの計9年間で日本と同じです。また,日本と同じように,多くの生徒が義務教育後も学業を続けることを希望します。南アフリカには公立学校,私立学校ともにあります。公立学校の授業料はその学校の所在する地域によって異なり,無料の学校もあれば有料の学校もあります。私立高校の授業料は公立高校の何倍もしますが,私立学校の中でも政府が出資している学校は,比較的授業料が安くなります。公立,私立とも,ほとんどの小学校,高校は制服があります。

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ホームルーム

 ヨハネスブルグ郊外のソウェトにあるタバ(Thaba)・ジャブラ(Jabula)高校は,2010年のFIFAサッカー・ワールドカップ決勝が行われたサッカー・シティー・スタジアム(FNBスタジアム)の近くにある共学の公立高校です。南アフリカには11の公用語がありますが,Thabaはその一つであるソト語でhappy(幸せ)を意味します。Jabulaはズールー語でこれまたhappyを意味します。つまり,この学校は日本語でいうところの“幸せ幸せ高校”といったところです。多くの生徒は徒歩で通学しているようです。授業料は無料,給食も無料で食べられます。

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地理の授業

 タバ・ジャブラ高校には生徒が約1200人,先生が約80人います。一クラスの生徒数は35~40人くらいです。日本では授業のたびに先生が教室を移動しますが,南アフリカでは反対に生徒が教室を移動し,先生は同じ教室で授業を続けます。ですから,次の授業の教室が遠く離れていると大変です。遅れないように,急いで移動しないといけません。

 各学年ともだいたい一年間に英語や数学,物理など,7~9科目を学習します。義務教育期間中は決まったカリキュラムの中で学習しますが,義務教育が終了したあとの10年生からは,いくつかの科目を選択できるようになります。人気科目はライフ・サイエンス(生命科学)だそうです。南アフリカでは大学入試というのはなく,全国一律で卒業試験・マトリック(Matric)が行われます。その卒業試験の結果で卒業の可否,進学できる大学が決まります。

 学校は年4回のお休みがあります。3月から4月にかけてのイースター休暇(約1週間),6月から7月にかけての冬休み(約3週間。南半球なので季節は日本と反対になります),9月から10月にかけての春休み(約10日間),そして学年が変わる12月から1月にかけてのお休み(約1か月)です。

 10年生の生徒の皆さんに放課後や休日の過ごし方を聞いてみました。授業はだいたい一日6時間,終了するのは午後3時くらいです。その後は帰宅し,家事のお手伝いなどをするそうです。土曜日は多くの生徒が課外授業を受けています。日曜日は教会に行くそうです。それ以外の余暇はテレビでアニメを見たり,人気スポーツのサッカーをしたりすることが多いようです。日本のアニメであるドラゴンボールやポケモンは南アフリカでも有名です。キャラクターグッズのキティちゃんも有名ですが,みんな日本生まれのキャラクターとは知らなかったようですね。

 日本についても聞いてみました。科学技術の進んだ国,というのが一般的なイメージのようです。トヨタや日産,ソニーのような企業は南アフリカの生徒にも有名です。将来は日本に行ってみたいという生徒も多くいましたが,日本への航空賃を聞いたら大変驚いていました。

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    授業の合間のひととき
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    本日の給食

(2013年10月)