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世界の学校を見てみよう!

エストニア共和国
Republic of Estonia

エストニアの学校では今

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ヤルヴェオッツア校の外観

 エストニアの教育制度は,初等教育9年間,中等教育3年間のほか,中等専門学校,高等教育,高等専門学校などがあります。

 公立学校は,授業をエストニア語で行うエストニア人学校と,ロシア語で行うロシア語系学校に二分されています。政府は,すべてのロシア語系学校にも,エストニア語を必須科目とすべく準備中です。

 エストニアといえばスカイプが生まれたIT先進国。ネットを通じた選挙や,ペーパーレスで行われる閣議等,行政をはじめ生活のあらゆる面でIT化が進んでいることで知られています。学校でも担任の先生と保護者との定期的な連絡はEメールで頻繁に行われ,また,小学校から多くの科目でコンピュータを導入した授業が行われており,宿題もオンラインで提出することが多くなっています。

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生物の授業風景

 首都タリンにあるヤルヴェオッツア校は,日本でいえば小学校から高校までが1つになった,男女共学の公立学校で,小学校が1~4年生,中学校が5~9年生,高校が10~12年生となっています。

 生徒数は645人,教師数は50人で,1クラスの生徒数は平均24人。原則的にその地域に住む生徒が通っていますが,9学年修了後は,地域から離れた学校にも入学できます。

 この学校の特色は,語学と美術に重点を置いていることです。語学,美術,理系のコースがあり,語学のコースでは,10年生から英語以外の外国語としてドイツ語,ロシア語,又は日本語を3年間履修します。この学校は専門科目としての日本語で高校の卒業試験が受けられるエストニア唯一の学校で,1週間に5時間の授業があります。

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9月1日新学期のセレモニー

 校則は,日本の学校のように細かい規定はありません。放課後は,スポーツ活動に熱中したり,グループで遊んだりする生徒がほとんどです。両親が共働きの家庭が多いため,家事の手伝いをする生徒もいます。

 夏休みは6月~8月一杯の3ヶ月。新学期は9月1日から始まります。秋休みが10月末に1週間,冬休みが12月下旬~1月上旬,春休みは3月末の1週間です。週末や夏休みには,多くの生徒が家族や友達と一緒にサマー・コテージ(夏の別荘)へ出かけます。

 生徒に人気があるのは,バスケットボールやサッカーなどのスポーツ,読書,ポップミュージック,映画など。音楽や映画は,米国のものが人気があります。最近では,スマートフォンを含め携帯電話を持つ生徒がほとんどで,これらを使ったゲームを楽しむ生徒も多くなっています。

 日本については,日本語の授業が行われていることもあり,インターネットを通じて,日本の言葉や歴史,アニメ,コスプレを含む文化,経済などに興味をもつ生徒が大勢いるようです。

(2014年1月)