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世界の学校を見てみよう!

ボリビア多民族国
Plurinational State of Bolivia

ボリビアの学校では今

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音楽の授業の様子

首都ラパス市アルト・オブラヘス地区にある6月6日小学校は,小学校1年生(6歳)から5年生(10歳)までの児童が通う共学の公立小学校です(校名は,ボリビアで制定されている「教師の日」が6月6日であることに由来します)。1学年3クラスの編成で469人の児童がこの学校で学んでいます。また,この学校には,日本の青年海外協力隊員である小島基子先生が算数の教員として派遣されています。
 ボリビアでは,2月から12月の初旬まで授業がありますが,日本と違って,公立の学校では,午前か午後のみ授業があるのが一般的です。6月6日小学校では,授業は月曜日から金曜日までの午前中だけです。

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朝食のパンとみかんを見せる小学生達

 冬の寒さが厳しい7月,授業は朝9時から始まりますが,まずはその前に市役所が提供する給食の時間です。中南米においても最貧国の一つであるボリビアでは,主に貧困層の家庭の子供達が通う公立学校では,栄養価の高いパンや牛乳,バナナ等の他,ビタミン剤等も支給され,児童達の重要な栄養補給の手段となっています。

 朝食が終わると授業が始まります。見学させてもらった授業は,小島先生が一緒に教えている一年生向けの算数の授業です。児童達が一生懸命に数字を数える姿は日本の学校と同じかも知れません。

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算数の授業の様子

 授業時間は35分ですが,同じ教科が2時限続くこともあります。授業の内容は,算数,社会,理科,国語等の担任の先生が教える授業に加えて,音楽や宗教,体育,技術家庭等の専任の先生が教える授業もあります。

 そして,授業の間には休憩があります。小さなグラウンドが子供達でいっぱいになります。子供達の元気な様子は世界共通です。

 公立学校では,制服として,紺のセーターとズボン・スカートに,男子は白いシャツ,女子は白衣のような丈の長いシャツを組み合わせたスタイルが一般的です。

 休憩が終わると,また授業が始まります。今度は高学年の子供達の授業を見学させてもらいました。高学年の教室では社会科の授業が行われており,活発な発言が行われていました。

 校長先生に話を聞いてみました。ボリビアでは一般的に,同じ校舎で午前中に小学校の授業が行われ,午後は中学・高校その他の学校の授業が,夜は夜間学校と技術専門学校等の授業が行われます。そのため,6月6日小学校では,校長室を午前,午後,夜間学校の校長先生達で共有しています。

 子供達は,午前中の授業が終わると学校から家に帰ります。家庭によっては,ドイツのキリスト教系団体が提供する学童学級に子供を預けたりもしているようですが,家に帰って家事や小さい子供達の面倒を見る子供達もいます。

 高学年の子供達に学校以外では何をしているのか聞いてみたところ,スポーツや他の習い事をする,宿題をするという子供達の他に,家事を手伝う,仕事を手伝うという子供達もいました。まだまだ貧しいボリビアの一般家庭では,子供達が両親の仕事を手伝うという姿は決して珍しくありません。

 日本のイメージを聞いてみると,小島先生から教わった挨拶の仕方や折り紙という回答や,自動車,ゲーム,アニメ,原爆,箸というような回答が返ってきました。ボリビアでも,子供達の関心は,スポーツや音楽だけでなく,ゲーム,漫画,踊りやコンピューター等にも広がっており,5年生の生徒達の半分は携帯電話を持っているということでした。

 子供達の勉強への意欲や興味のあることは,日本もボリビアも変わらないようでした。

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    休憩の間に外で遊ぶ子供達
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    優しそうな校長先生

(2013年11月)