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世界の学校を見てみよう!

カナダ
Canada

カナダの学校では今

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セント・グレゴリー・スクールの校舎

 カナダは10州3準州から成る連邦制国家です。教育制度は完全な地方自治制で,カナダ連邦政府には教育省はなく,各州の教育省によって管理・運営されています。

 義務教育の年齢も州によって異なりますが,一般的に6・7歳から16歳までです。カナダの公立学校では小・中学校だけでなく,高校も授業料は無料です。日本では新学期は4月に始まり,3月に終わりますが,カナダでは9月に始まり,12月のクリスマスまでが1学期,クリスマスの休みの後から3月末までが2学期となり,3学期は6月に終わります。6月に終わってから9月の新学期までは,長い夏休みとなります。

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カナダの先住民について学ぶ授業。

 オンタリオ州の公立学校には,英語系の学校,フランス語系の学校とカトリック系の学校の3種類があり,今回ご紹介するセント・グレゴリー・スクールは,その中のカトリック系の学校に属します。カナダの首都オタワ市内にあり,1960年に開校。幼稚園から6年生までの約200人の児童が通っています。カトリック系の学校ではありますが,カトリック信者ではない子供たちも受け入れています。学校区も広いカナダでは,家族による送迎かスクールバスでの通学が一般的です。

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雪に覆われた校庭で遊ぶ生徒達。

 一クラスには低学年では約20人,高学年では約30人の児童がいます。授業は月曜日から金曜日までの週5日で,1時限が75分の授業が午前と午後にそれぞれ2時限,合計4時限あります。学校は朝9時から始まり,通常午後3時半に終わります。放課後は,アイスホッケーやサッカーなどのスポーツクラブに参加する生徒が多いようです。

 セント・グレゴリー・スクールは情報教育に力を入れており,すべての教室にスマート・ボードと呼ばれるパソコンにも接続可能なタッチパネル式の電子黒板が設置されているほか,コンピューター・ルームも備え,無線インターネットや,児童向けにiPadやノート型パソコンも導入されています。

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図工の授業の様子
(日本大使館が学校訪問で
教えた折り紙の「兜」から発想を得た作品)。

 英語と並んでカナダのもうひとつの公用語であるフランス語教育にも積極的で,フランス語集中プログラムも設け,幼稚園から一部の教科がフランス語で行われるなど,生徒たちが自然にフランス語でコミュニケーションを取れるようになるための環境づくりがなされています。また,多民族国家であるカナダらしく,移民を多く迎え入れ,異文化・異民族理解を深めるようなカリキュラムも社会科の授業に含まれています。

 生徒たちは,日本について,技術先進国との印象や,日本食としてのスシのイメージからか,シーフードが豊富であるとの印象を持っているようです。

(2013年2月)