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世界の学校を見てみよう!

インド
India

インドの学校では今

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校庭から眺めた校舎の様子

 インドでは,教育は中央政府と州政府が共同で実施することになっていて就学年数などは州により少しずつ違います。ただ基本的には,小学校が5年,中学校が3年(6~8年生),中等学校が2年(9,10年生),上級中等学校が2年(11,12年生)となっており,そのうち義務教育期間は,小学校と中学校の8年間です。

 中等学校2年生(10年生)と上級中等学校2年生(12年生)のときに全国共通テストが行われます。このテストの結果は,その後の大学への進学に影響するため,生徒たちは一生懸命勉強しています。

ムニ・インターナショナル・スクール

 ムニ・インターナショナル・スクールは,幼稚園から10年生までの私立の一貫校です。

 ただし,同校は一般的な「インターナショナル・スクール」のイメージとは異なり,外国人の生徒はいません。また,学んでいるのは近隣に住んでいる低・中所得層の家庭の子どもたちがほとんどです。

英語が校内の公用語

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青年海外協力隊員による日本語授業の様子

 「インターナショナル・スクール」という名称にふさわしく,教育は英語を中心として行われているため,生徒たちは,英語を自在に使いこなしています。インドの学校では,このように英語で教育が行われている学校が多くあります。他方,同校は,インドの学校では珍しく,1年生から4年生まで日本語が必修科目となっています。また,5年生から10年生までは,日本語,ドイツ語,フランス語,スペイン語,アラビア語,中国語の中から一つを選択して学ぶこととなっていて,外国語教育に重点を置いています。

 現在,同校の全校生徒約600人のうち,約400人が日本語を学んでいます。同校における日本語教育を支援するため,日本人の教師が青年海外協力隊員として派遣されています。この日本人教師の紹介により,石川県の小学校とインターネット電話や文通による交流も行っています。

理科と数学(算数)が人気科目

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左側通行を守って廊下を歩く生徒たち

 生徒たちに好きな科目を聞くと,理科と数学(算数)を挙げる生徒が圧倒的に多く,理由は,人生に役立つ,創造につながる,と考えている生徒が多いためのようです。

 同校の教育でユニークな点としては,全員が応急手当の技術を学んでいることです。また,校内の廊下には中央線や横断ゾーンが描かれていて,一般の道路と同様に左側通行が義務づけられています。

 放課後は,インドの国民的スポーツであるクリケットをする生徒たちが多いようです。また,自宅では,テレビでヒンディ語に吹き替えられた日本のアニメなどを見て過ごすことが多いそうです。

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お弁当の中身は豆カレーが人気メニュー

 生徒たちに日本の印象を聞いたところ,テクノロジーが発展している,日本人は礼儀正しい,文化が美しい,最初に日が昇る国,などの回答がありました。

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日本語の歌と踊りを披露。
後方の像は,学問を司るヒンドゥー教の女神,
サラスワティ

(2012年12月)