KIDS外務省~地球に生きる君たちへ~
KIDS外務省

世界の学校を見てみよう!

世界の学校を見てみよう!

オーストラリア連邦
Australia

オーストラリアの学校では今

(写真1)アインズリー小学校の全景

アインズリー小学校の全景

南半球に位置するオーストラリアは日本の約20倍の広大な土地に日本の人口の約六分の一の約2,294万人が住んでいます。オーストラリアにはアボリジニと呼ばれる先住民が4万年以上も前から住んでいましたが,1788年以降,世界各国からたくさんの人々が移り住み現在の多民族国家を作っています。

オーストラリアの初等中等教育制度は州によって少しずつ異なります。首都キャンベラのある首都特別地域では,小学校はキンダーガーデンとよばれる1年の課程を含め7年,ハイスクール(日本の中学校に相当)が4年,カレッジ(日本の高校に相当)が2年となっています。義務教育は原則として6歳から17歳に達するまでですが,その後は,12年生(日本の高校3年生に相当)まで勉強するほか,職業訓練校で学ぶことや就職をすることも可能です。

(写真2)みんなに人気のアシスタント先生

みんなに人気のアシスタント先生

オーストラリアでは,情報技術を使った教育が盛んで,教室にはゲームを通じて計算の練習ができるデジタル機器などをよく見かけます。一方,読み書きや計算能力の向上にも国を挙げて力を入れており,2008年から全国の3,5,7,9年生を対象に,読み書きと計算能力を評価するテストが行われており,学校教育情報サービスサイト「My school」では,各学校ごとの成績を掲載しています。他方,オーストラリアでは塾に通う子どもは少なく,校外でスポーツや芸術活動をしたり,また日本のアニメを見たり,ゲームを楽しんでいます。

今回紹介するアインズリー小学校はキャンベラに一番古くからある公立の小学校で,1927年に創立されました。全校児童約400人が毎日元気に学校に通っています。

(写真3)古いたたずまいを残した図書室

古いたたずまいを残した図書室

オーストラリアの初等中等教育学校では日本語が最も学習されている外国語ですが,アインズリー小学校はキャンベラで一番初めに日本語を教え始めた学校です。姉妹都市の奈良市にある小学校と協定を結ぶなど両国間の児童たちの交流も活発です。全校児童が日本語を学んでおり,幼稚園生と1年生は週に30分,2年生は週に45分,3年生から6年生までは週に1時間授業があります。ボランティアの日本人大学生が先生のアシスタントをしています。今回学校訪問したところ,1年生の可愛らしい子ども達が日本語の歌を何曲も披露して,出迎えてくれました。

オーストラリアの小学校では,学期末毎に,全校児童及び保護者が集まった集会で勉強,スポーツ,生活態度が良いなど様々な観点から表彰されますが,アインズリー小学校では日本語の学習を特に頑張った児童への表彰もあります。

オーストラリアでは,お昼は簡単なサンドイッチやフルーツを持って行く児童が多いですが,キャンティーンという売店で買うこともできます。日本の学校と違う点としてはスナック・タイムがあり,子どもたちは持参した御菓子やフルーツを食べます。

オーストラリア人はスポーツをするのが大好きです。子どもに人気のあるスポーツは,サッカー,ラグビー,バスケットボール,水泳,クリケット,テニスのほか,空手,テコンドーなどです。学校での運動会,マラソン大会や徒競走では,全校児童が4つぐらいのグループに分かれて,競い合い,応援で大変盛り上がります。

全校児童が参加する学校のクラブ活動はありませんが,児童は有料で,放課後等に学校でスポーツを習うこともできます。学校が休みの土曜日は,各地区毎にあるオーバルと呼ばれる大きな芝のグラウンドでは,朝から,サッカーやラグビーなどをしている子どもで一杯です。

オーストラリアの学校は4学期制であり,1月末から2月の初めに学年がスタートし,12月の初めに終了します。その後約2ヶ月の長い夏休みがありますが,各学期の間には2週間の休みがあり,民間団体により,スポーツのほかに,ピアノやギター,吹奏楽,クラフト,バレエ,ダンス,チェスなど多彩な学習活動が有料で提供され,多くの子どもが参加しています。

(写真4)売店でランチやスナックが買えます

売店でランチやスナックが買えます

(写真5)日陰でお昼休みを楽しむ生徒達。校庭のテントは南半球の強烈な紫外線から子供たちを守ります

日陰でお昼休みを楽しむ生徒達。
校庭のテントは南半球の強烈な紫外線から子供たちを守ります

(写真6)玄関に飾ってあるアボリジニの旗と日本の扇

玄関に飾ってあるアボリジニの旗と日本の扇

(2013年7月)