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世界の学校を見てみよう!

オランダ王国
Kingdom of the Netherlands

オランダの学校では今
Kingdom of the Netherlands

5歳から始まる義務教育

(写真)授業風景

授業風景

 オランダの義務教育は5歳から17歳までの12年間です。12歳までの7~8年間が初等教育で、基礎的なことを学びます。

 中等教育から進路別に分かれ、大学準備教育(VWO:6年間)と一般中等教育(HAVO:5年間)または中等職業教育(VMBO:4年間)に進学します。VMBOでは、介護・福祉分野、商業、技術、農業などの各分野を学ぶことができます。

 VWOとVMBOのいずれを選ぶかにより、事実上次の進学先として大学(WO:4~6年)を選ぶか、高等職業教育(HBO:4年間)選ぶかが決まります。現在、初等学校卒業者の半数以上がVMBOに進学するそうです。

農業などを専門的に学ぶ

(写真)授業風景

授業風景

 今回取材したのは、ハーグ市の隣町ライチェンダムにある、ウェラント・コレージュという公立学校で、農業専門のVMBOです。学んでいるのは13歳から16歳までの4学年で、6割が女子生徒です。

 1年生と2年生は英語、数学といった一般科目を中心に学習し、3年生から専門科目の比重が高まります。専門科目というのは、畜産、花卉(かき)栽培、園芸、食品加工、フラワーアレンジメントなど。4年生は週1回の現場実習が義務づけられています。

 オランダは園芸農業と酪農が盛んなので、農業経営について学ぶことも重視されています。同校では、野菜・果物の販売会社と、施設園芸のマーケティングに関する共同プロジェクトを行っています。

 生徒たちは日本のことをよく知っています。2004年4月から10月に日本で開催された浜名湖花博の際、先生と生徒約80名が日本に滞在したためです。日本人の礼儀正しさや日本食のおいしさ、伝統とハイテクの共存などに強い印象を受けたそうです。また、オランダには山がないため、山の多い日本の景色に目を見張ったと言います。

財団法人世界の動き社発行月刊「世界の動き2006年2月号」より