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世界の学校を見てみよう!

ノルウェー王国
Kingdom of Norway

ノルウェーの学校では今

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ディーセン・スクールの校舎

 ノルウェ-の学校教育は、小学校7年間(6~12歳)、中学校3年間(13~15歳)の10年間の義務教育に加え、高等学校は3年間(16~18歳)で、一般課程と職業課程に分かれています。高等教育は、大学や単科大学(学士号は3年間、修士号は2年間)などからなっています。小学校では、第1学年から第一外国語として英語の授業を行っています。 公立学校では小・中・高だけでなく、大学も授業料は無料です。8週間の夏休み(6月下旬~8月中旬)と、 クリスマス休暇(12月下旬~1月初)のほか、秋休み(10月末一週間)、冬休み(2月半ばの一週間)、春のイースター休暇などがあります。新学期は8月に始まり、12月で修了。2学期は1月から6月までです。

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電子白板を備えた低学年の教室

 オスロフィヨルドを見下ろす、街中から少し高台に上がった静かな住宅地に位置する、ディーセン・スクールは、1997年に開校。教員50名、第1学年(6歳)~第7学年(12歳)までの約590人の児童、24クラスで構成されています。周辺環境、学校のカリキュラム等の良さから、同校はこの地域で大変人気が高く、教育熱心な家庭のこどもが多く通っています。多くが徒歩か公共交通機関で通いますが、天候などによっては家族が送迎するのが普通です。

(写真)授業風景(音楽科)

ランチ用の牛乳をのせたケースを運ぶ児童

 授業は月曜日から金曜日まで、一限が約45~60分です。時間割によって開始時刻は異なり、8時からあるいは8時15分から1時間目が始まり、最後の6時間目が終わるのは午後2時45分です。ランチは11時 ~11時15分で、お昼休みが11時15分~12時です。当番の児童がランチの準備として牛乳を取りに行き、クラスの皆に配ります。ランチは、パンにブラウンチーズや、木イチゴのジャムをはさんだものなどを持参し、教室などで食べます。

 教室の設備は充実していて、低学年から電子白板が利用されています。

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児童による発表の様子

 第5学年(10歳)以上の各クラスの代表で構成される生徒会活動では、学習環境・学校生活の改善などについて取り組んでいます。この生徒会の12人のメンバー(10歳~13歳)たちに、学校生活のことなどを聞いてみました。日本に比べて多くない宿題や試験ですが、やはり皆一生懸命取り組んでいます。毎週の小テストは家庭でチェックされるという児童もいます。授業は、体育、音楽、美術、家庭科などが人気のようです。余暇の過ごし方などを聞いてみると、楽器や、歌などに熱中している児童もいます。スポーツはサッカーが人気ですが、スキーを趣味に挙げる児童も多く、雪国ノルウェ-ならではです。これらの活動は、学校のクラブ活動ではなく、学外での習い事として行っているようです。休みの日には、ヒュッテ(山小屋)に家族で行く、友達と電話する、ショッピング、ファストフード店に集まる、等様々な声が聞こえてきました。家にお手伝いの計画表があり、夕ご飯作り、掃除などの家事のお手伝いをしてお小遣いをもらうという児童もいます。将来の夢については、舞台女優、教師、歌手、デザイナー、と様々でした。

 ほとんどの児童がiPhoneなどの携帯電話を持って登校していますが、学校での使用は禁止されています。インターネット環境の充実したノルウェ-ですが、フェイスブックなどについては年齢制限(12歳以上)があることもあり、 主に高学年の児童がフェイスブックを利用していました。

日本とノルウェーは地理的にも遠く離れていて、日本について知っている児童は少ないですが、ポップカルチャー、マンガ、スタジオジブリ作品、またノルウェ-でも大人気のお寿司などのイメージがあるようです。

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    ディーセン・スクール生徒会のメンバー
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    冬でもマイナス10度までは、元気に校庭で遊びます。
    ノルウェ-北部の地域では、もっと寒い日でも外で遊びます。

(2013年3月)