KIDS外務省~地球に生きる君たちへ~ KIDS外務省

世界の学校を見てみよう!

ナイジェリア連邦共和国
Federal Republic of Nigeria

ナイジェリアの学校では今

(写真)

日本政府が供与した校舎

 ナイジェリアでは,小学校6年間と中学校3年間が義務教育となっています。しかし,ナイジェリアでは家の手伝い,水くみなど様々な理由で学校に行けない子供もたくさんいます。日本では一般的なことですが,小学校から大学まで,しっかりとした教育を受けられる人はごく少数です。また,小学校教育は基本的に無料ですが,学校の維持管理や教材の購入代のPTA会費(日本円で1学期に100円~500円程度)が支払えないために,学校に行けない子たちもいます。

電気がない!

 今回訪問したナライカルサイト小学校は,連邦首都領域の比較的街中にある学校です。この小学校では,教室や机・いすが不足していたため,約840名の小学生がたった8教室で勉強していました。そこで,日本政府は2008年に新しく6つの教室とトイレを建設し,家具などの備品を援助しました。今では,全15教室で460名の児童が勉強し,20名の先生が勤務しています。

 今回は,この学校で,小学5年生(約100名)を対象に,日本大使館主催の折り紙教室と日本映画の上映会を行いました。5年生といっても,小さい頃に学校に通えずに,今5年生の授業を受けている15歳の子もいます。

 室内には黒板はもちろん,机,いすがところ狭しと並んでいます。授業は月曜日から木曜日までの毎朝8時から午後1時30分まで行われ,金曜日だけ11時に学校が閉まります。しかし,昼間に授業をしているはずなのに室内が薄暗い。そう,この学校には電気がきていないのです。校長先生によれば,ここ2年間,学校に電気が来ていないそうです。もちろん,映画を上映するには,テレビ・DVDプレーヤーが必要ですが,電気はありません。そこで大使館から持参した発電機を使用して,映画を上映しました。折り紙では,完璧とはいえないまでも兜やコップをみんなで作成しました。一枚の紙からいろいろなものが折れることが嬉しかったようで,折り紙教室が終わった後も,自慢気にずっとカブトを被っていました。

(写真)

校長先生と子供たち

宿題大好き!

 校舎を回っていると,6年生が熱心に勉強していました。6年生のみんなに「勉強は楽しい?」「宿題好き?」と聞くと「楽しい!」「大好き!」という返事がすぐ返ってきます。午後1時30分で学校の授業が終わると下校しますが,家では本を読んだり宿題をしたりするそうです。また,放課後は,次の日に着ていく制服を自分で手洗いしたり,家事を手伝ったり,サッカーをしたり,中にはプレイステーション2でゲームをしたりする子もいるようです。みんな陽気にはしゃいでいますが,悩みがないわけではありません。先ほどプレイステーション2で遊んでいるという子がいましたが,もちろん電気がなければゲームはできません。別の子は家に帰っても電気がないことが残念だと言います。また,新しい本を買ってもらえないこと,家の手伝いがたくさんあり学校に遅れることで悩む子もいます。更に,日本の子供たちも同じかもしれませんが,怒られたことを気に病む子もいます。そんな時は,お父さんお母さんや友達に相談して話を聞いてもらうそうです。

(写真)

広報用リーフレット「にぽにか」を読む子供たち

日本ってどんな国?

 児童たちに日本について質問すると「車や電化製品などたくさんのものを作っている国」「ナイジェリアからとても遠い国」などの答えが返ってきました。また,日本人については「優しい」「頭がいい」などの印象があるそうです。ナイジェリアの小学生は,日本に関する知識はあまりありませんが,日本が良い国だという印象を持っているようで,いっぱい勉強して,将来日本に行きたいという児童がたくさんいました。

 悩みや問題もあるようですが,ナイジェリアの小学生はとても明るく元気で,素直な子供たちです!

  • (写真)
    広報事業の準備を行う
    大使館現地職員と先生たち
  • (写真)
    日本の映画「ほったらけの島」を
    鑑賞する子供たち
  • (写真)
    折り紙教室で自作の兜をかぶる子供たち

(2013年1月)