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世界の学校を見てみよう!

ハンガリー
Hungary

ハンガリーの学校では今

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セント・マルギット高校の外観

 ハンガリーの教育システムは,小中学校8年,高校4年,大学3年~5年というのが一般的ですが,小中学校6年,高校6年というシステムも認められています。今回訪問した首都ブダペスト市内のセント・マルギット高校では,これら2つのシステム両方に対応したコースが設置されています。

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校内にある教会

 ハンガリーの学校の特徴は,国立や公立,私立以外に教会が設立・運営している「教会立」の学校があることです。セント・マルギット高校もカトリック教会によって設立された学校の1つで,校内にはお祈りをするための教会があり,毎朝授業の前にはここでお祈りの時間もあります。

 1920年に設立され,第2次世界大戦後の共産主義時代には建物が国の管理となり,大学が併設されていた時代もありましたが,1996年に教会立の高校として再スタートしました。30名前後のクラスが1学年で5~6クラスあり,全校生徒は約870名です。卒業後は約80%の生徒が大学に進学しますが,ハンガリー国内の大学に進学することが多く,海外の大学に進学する生徒はあまり多くないようです。

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授業風景

 授業は国語や数学など日本の高校と似ているものも多いですが,セント・マルギット高校の特徴として,外国語やコンピュータ(パソコン)の授業数が多いことが挙げられます。例えば,外国語は英語又はドイツ語から1つ,さらに,フランス語,スペイン語,イタリア語又はロシア語の中から1つの計2言語を選択することになっており,授業数も他の科目よりも多くなっています。また,11年生になると,ハンガリーの伝統的なダンスやクラシックダンス(社交ダンス)の授業もあります。
 放課後には週1回クラブ活動の時間があり,サッカーやバレーボールの人気が高いようです。ハンガリーでは水球やフェンシングの人気も高く,世界トップクラスのレベルを誇っています。

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休み時間に卓球で遊ぶ生徒

 日本については,まだまだ遠い国と感じる生徒が多いようですが,イメージとしては非常に好感を持っており,ハンガリー国内では空手や柔道,剣道,合気道などを趣味に持つ人も多くいます。

(2013年1月)