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主な要人の来日日程

要人来日日程(平成8年)




日加関係エピソード集




・1.日系カナダ移民第一号は長崎県出身の永野万蔵
・2.我が国教育界に果たしたカナダ人ミッショナリーの貢献。
・3.初期の日本の対加主要輸出産品は緑茶。
・4.カナダの外交代表部の中で3番目に設立された在京公使館。
・5.日本の国際舞台復帰に果たしたカナダの役割。
・6.日本の版画技術が取り入れられているイヌイット版画。


  1. 記録に残っている日本からカナダへの移民第一号は、1877年5月に横浜出港の英国船でブリティッシュ・コロンビア州に密入国した長崎県出身の永野万蔵である。万蔵は、1855年に生まれ故郷で大工見習いをしていたが、船の修理を手伝っているうちにカナダ行きを決意したと言われる。万蔵は、渡航後、フレーザー川で鮭漁に従事した後、日系製材工の親方をしたり、レストランやホテルを経営するなどの手腕を発揮した他、日本向けの塩鮭漬けの輸出業を手がけ巨富を得るに至った。しかしながら、晩年は結核に苦しんだ上、火災で財産を失った万蔵は、失意の下に故郷長崎に帰り70才の生涯を終えた。


  2.カナダ人ミッショナリーの日本教育界に対する貢献

 日本では、明治維新以降多くのキリスト教関係者が訪日し、布教活動を行ったが、カナダのキリスト各派が日本の各層、特に知識人に与えた影響は大きかった。また、西洋思想の伝播を教育面で果たした役割は大きく、1873年にジージ・カクランとデービットソン・マクドナルドという牧師がカナダのメソジスト教会を代表して訪日し、前者が日本の自由民権運動や、京都の同志社を設立し、後者が、青山学院等を設立した他、カナダのプロテスタントは、明治・大正期に日本国内に多くの教育機関を設立した。


  3.初期の日本の加への主要輸出産品は、緑茶だった

 日加間の貿易の開始時期は不明であるが、加側の貿易統計に初めて登場したのは1873年であったが、その頃はまだ額が少なく日本と中国が一緒に扱われていた。日本だけの統計が出た1876年は、日本からの対加輸出額619千ドルのうち、緑茶が597千ドルを占めていた。因みに、日本は1859年から緑茶の対米輸出しており、当時まはまだコーヒーが普及しておらず、日本茶にはビタミンCも豊富とあって、特に五大湖近辺の寒い地域で、紅茶とブレンドして飲むことが多かったと言われている。


  4.カナダの外交代表部の中で在京公使館は3番目に設立された

 日加間の外交関係は、1889年の在バンクーバーの日本領事館を端緒とするが、1929年カナダは東京に公使館を開設したが、これはカナダにとりワシントン、パリに次ぐ3番目の公館開設であり、アジア外交の拠点として日本を非常に重視したことを示すものであった。この年、日本もオタワの総領事館を公使館に格上げしている。


  5.日本の国際舞台復帰に果たしたカナダの支援

 第二次大戦後、1952年のサンフランシスコ平和条約で日加国交は再会され、2年後の1954年には日加通商協定が成立しているが、この前後からカナダは様々な形で日本の国際舞台への復帰を支援している。同協定が成立した同じ年にオタワで開かれたコロンボ・プラン会議ではカナダの動議により日本の加盟が決議された他、翌年の日本のガット加盟も米加両国の支持で実現している。日本のガット加盟時にカナダは日本に最恵国待遇を与えた数少ない国の一つだった。
1956年の日本の国連加盟についても米加両国の支持推薦で実現している。また、1963年の日本のOECD加盟にについてもカナダは積極的に支持する姿勢を示した。1950年代末期には、日本の国民総生産は総額でカナダと並ぶ程の経済回復を見せるに至ったが、戦後の日本の国際社会への復帰の過程でカナダが積極的に日本に支持の手をさしのべてくれたことは記録にとどめておく必要がある。


  6.日本の版画技術が取り入れられているイヌイット版画

 イヌイットの天性の芸術的才能に着目したのは1921年トロントに生まれた映画人であり、作家のジェームス・A・ヒューストンである。ヒューストンは、美術工芸制作でイヌイットの自活を促進させる仕事をしたことは知られているが、1950年代中頃、イヌイットの石版技術改良のため京都に行き、日本の版画技術を研究して帰り、バフィン島ケープ・ドルセットのイヌイット・コミュニティで集中的に版画製作を指導した。こうして生まれたのが、現代のイヌイットの版画製作である。因みに今もイヌイット版画は全て日本から輸入された和紙に刷り込まれている。また、どのイヌイット版画にも日本流の「花印」が押してあるが、イヌイットの花印は日本のような作者の印ではなく、それぞれのイヌイットのコミュニティーを示すものとなっている。


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