主な要人の来日日程

サマラウィーラ・スリランカ外相の来日
(概要)

平成18年5月24日

 サマラウィーラ・スリランカ外相は5月17日(水曜日)から同21日(日曜日)まで、スリランカ和平プロセスについての政府の取組等の現状説明、二国間友好協力関係の確認のために初来日したところ、概要次の通り。

1.主要日程

日程
日付 内容
5月17日(水曜日) 成田着
5月18日(木曜日) 明石政府代表主催昼食会
日本国際問題研究所での講演
5月19日(金曜日) 明石政府代表との朝食会
安倍官房長官、谷垣財務大臣への表敬
日スリランカ友好議員連盟主催昼食会
麻生外務大臣との会談、同大臣主催夕食会
5月20日(土曜日) 東京近郊視察
5月21日(日曜日) 京都視察
関空発

2.主要会談概要

(1)安倍官房長官への表敬

(イ)スリランカ和平プロセス

  • サマラウィーラ外相から、最新のスリランカ情勢につき、昨年11月に発足した新政権とタミル・イーラム解放の虎(LTTE)は2月に直接協議を開催したが、その後治安が悪化し、ここ2ヶ月は特に厳しい状況にある、しかしながら、話し合いによる解決しか選択肢はない旨説明。また同外相から、日本を始め米国、EU等の国際社会がLTTEを話し合いのテーブルに戻すために主導的な役割を果たしている、特に明石政府代表が非常に積極的な役割を果たしていることを高く評価するとともに、国際社会による積極的な介入が、事態悪化を避けるためにも必要と感ずる旨述べた。
  • 安倍官房長官から、スリランカ政府による和平実現に向けた努力に敬意を表するとともに、政府の停戦合意遵守へのコミットを評価する、またテロ行為等停戦合意違反を強く非難する旨述べた。

(ロ)二国間関係

  • サマラウィーラ外相から、和平プロセスを前進させるとともに、スリランカの開発、特に北・東部の開発を加速していきたいと考えている、この点でも日本は大きな役割を果たしてきており感謝する、また、日本は2年前の津波被害の際、最初に手を差し伸べてくれた国の一つであり、感謝したい旨述べた。
  • 安倍官房長官から、両国は極めて友好的な関係にある、観光等を中心に両国関係の更なる強化に努めていきたい旨述べた。

(ハ)国連改革等

  • サマラウィーラ外相から、同席しているダナパーラ大統領顧問について、次期国連事務総長選に立候補していると紹介した。
  • 安倍官房長官から、スリランカが昨年のG4決議案を支持したことに謝意を表明するとともに、ダナパーラ顧問について、次期事務総長はアジアから選ばれるべきと考えており、引き続き検討していきたい旨応答した。

(2)麻生外務大臣との会談、同大臣主催夕食会

(イ)二国間関係

  • 麻生大臣より、両国関係の強化には経済分野での関係強化が必要であるとして、日・スリランカ経済協議を立ち上げを提案し、今年度中の実施で一致した。
     また同大臣より、スリランカは観光分野においても高い潜在性を有しており、我が国としても今年3月に観光セクター開発計画(円借款)の供与を決定している、スリランカ側における観光推進を期待している旨述べた。
  • サマラウィーラ外相より、日本は津波後いち早く支援の手を差し伸べてくれた国の一つであること、第37次円借款において観光分野が対象となったこと、ゴール港開発や南部ハイウェー建設、空港建設へ支援を受けていること等我が国の支援に対する謝意が表明された。

(ロ)和平プロセス

  • 麻生大臣より、情勢の安定化は、経済的発展との観点からも極めて重要である旨述べた。
  • サマラウィーラ外相より、スリランカの現在の情勢につき詳しい説明があるとともに、ラージャパクサ大統領は民族問題の解決の方策として南部のコンセンサスを重視しており、全政党会議を招集し野党の支持も得ている、我々は戦争ではなく対話を望んでいるが、LTTEがその安定を損なおうとしており、日本を始めとする国際社会が、LTTEに協議のテーブルに戻るよう圧力をかけることが必要と考える旨述べた。

(ハ)国連改革

  • サマラウィーラ外相から、スリランカは国連改革において日本の常任理事国入りを支持している、同席のダナパーラ大統領顧問は次期国連事務局長に立候補しており、考慮頂ければありがたいと述べた。
  • これに対し麻生大臣は、次期国連事務総長はアジアからと考えており、引き続き検討していきたい旨応答した。
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