主な要人の来日日程

モロッコ国王モハメッド六世の国賓訪日
(11月26日~12月2日)
(概要と評価)

平成17年12月5日

I.概要

(1)モロッコ国王モハメッド六世は、11月26日(土曜日)から12月2日(金曜日)(公式招待期間は11月27日から30日)まで、国賓として来日した。同国王は、来日滞在中、天皇皇后両陛下との御会見を行うとともに宮中晩餐に出席、また、小泉総理との首脳会談及び総理主催午餐に出席の他、衆・参両議院議長と会談を行った。なお、モロッコ国王の来日は、今回が初めてであり、一行総勢約400名、使用機は荷物機も含め5機という大規模なものであった。

(2)小泉総理との首脳会談(11月29日)においては、両国間の良好な関係、2006年の外交関係樹立50周年、我が国の経済協力など二国間関係のほか、国連改革についても話し合われた。首脳会談後、両首脳立ち会いの下、両国外務省間における政策協議メカニズムの構築、文化交流の促進、及び経済協力(ノンプロジェクト無償資金協力、王立図書館への文化無償、「下水道整備計画」及び「第三期地方電化計画」の円借款2件で合計約100億円)の交換公文署名式が行われた(日本側署名者は金田副大臣、モロッコ側はベナイッサ外務・協力大臣とウアラルー財政・民営化大臣)。

(3)その他、モハメッド六世国王は、我が国経済界代表及び有識者の表敬訪問を受け、日・モロッコ友好協力関係の増進のために積極的に貢献してきた民間関係者等に対して叙勲を行った。公式行事後、「日本国とモロッコ王国との友好、パートナーシップ及び協力に関する共同声明」が発表された。

II.評価

(1) モロッコは、北アフリカ西端にあって、アフリカ、中東アラブ、地中海沿岸国の一員として、穏健で安定的な勢力として独自の地位を築き上げており、近年は、モハメッド六世国王の下で、EUとの伝統的な関係に加えて米国との関係強化及び国内の民主化、改革推進と取り組んでいる。わが国としては、対中東政策及び対アフリカ政策等を推進する観点から、同国との関係緊密化が望まれていた。

(2) このような事情を背景に来日したモハメッド六世国王は、皇太子時代の来日経験(1987年)を通じ、わが国に対しては敬意の念と親近感を抱いていたところ、今回の国賓訪日によってわが国との関係発展の重要性を再認識したものと思われる。

(3) 来日滞在中は、皇室と王室との親交を深めるとともに、小泉総理との首脳会談等においては、伝統的に良好な日・モロッコ関係を再確認しつつ、両国間において政策的な協力関係を強化することで一致した。また、特にモロッコ側より、我が国が世界の諸問題においてより大きな役割を果たすことを支持する立場を確認することができた。2006年の日・モロッコ外交関係樹立50周年を機に、一層の関係発展を図るべく努力することを確認することができた。

(4) また、モロッコ側よりは、我が国がこれまでに実施してきた経済協力に対して深甚なる謝意表明があった。

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