
日ニュージーランド共同プレス・ステートメント
(骨子)
2005年6月2日、日・ニュージーランド首脳会談が開催され、幅広い問題を議論。
1. 二国間関係
- 日NZは共通の価値観を有するパートナー。二国間協力は地域にとって重要
- ニュージーランドの愛・地球博への参加を歓迎
- 「両国関係緊密化」が進展。科学技術協力の覚え書きを署名
- 両国関係を新たな視野で見て、関係強化の方策を検討
2. 地域協力
(1)アジア太平洋地域協力
- 日本の長年の地域の繁栄に重要な貢献。ニュージーランドも積極的に関与
- 日・ニュージーランドは東ティモールPKO、津波支援等に貢献
- 東アジア共同体の過程に関与、東アジア・サミットを歓迎
- APEC、ARFなどにおいて、日・ニュージーランドはともに協力
(2)太平洋島嶼諸国
- 太平洋諸島フォーラムの改革に対するニュージーランドの貢献を評価
- 第4回太平洋・島サミットの開催を含めた日本の太平洋地域への協力を評価
3. 共通の課題
(1)国連改革
- ニュージーランドは日本の常任理事国入りを支持し、国連改革に向けて協力。
(2)軍縮・不拡散
- NPT、CTBT、PSIなど軍縮・不拡散分野での協力を継続
- イランによるIAEA関連決議の実施を要望
- 北朝鮮の六者協議への早期復帰と核計画全廃を要請
- ニュージーランドは拉致問題への日本の懸念に理解
(3)テロ対策
- アジア・太平洋地域のテロ対策処理能力の向上に共通の関心
- アフガニスタンでのテロ対策協力及びイラク復興支援における協力の重要性を再確認
(4)WTO
(5)環境
- 京都議定書の目標達成に向けて協力及び将来に向けての対話と協力を継続
- WSSDで決定された実施計画の着実な実施
4. 両国間の対話
- 両国首脳及び閣僚を含むハイレベルの対話を強化
- 高級事務レベル政務協議及び経済協議の定期的開催の継続
- 学者等を含めた二国間対話を促進