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主な要人の来日日程

ラマザニ・コンゴ民主共和国外務・国際協力大臣の訪日
(概要と評価)


平成16年12月27日


 ラマザニ・コンゴ民主共和国外務・国際協力大臣は、12月16日(木)から21日(火)まで外務省賓客として訪日したところ、概要及び評価以下のとおり。

1.概要

(1) ラマザニ外務・国際協力大臣は、町村外務大臣と会談したほか、山本経済産業省政務官、衛藤日本・アフリカ連合(AU)友好議連副会長、緒方JICA理事長、篠沢JBIC総裁、塚本JETRO副理事長、佐藤アフリカ紛争・難民問題担当大使等我が方要人との間で幅広い意見交換を行った。

(2) また、ジャーナリスト出身のラマザニ大臣は、朝日新聞本社及び静岡新聞・静岡放送を訪問して日本のマスメディアの現状を視察した。さらに、伊豆を訪問し、富士山や温泉、寺社見学など日本の伝統文化にも触れる機会を得た。

(3) 日・コンゴ民主共和国外相会談(12月21日)においては、アフリカにおける平和と開発、二国間関係の強化の観点から以下の点につき幅広い意見交換が行われた。
(イ) アフリカ大湖地域情勢
 ラマザニ大臣より、最近緊張している隣国ルワンダとの関係につき説明があり、11月にタンザニアにおいて開催された大湖地域首脳会議において醸成された大湖地域和平へのモメンタムを維持するためにも、国際社会はルワンダに和平合意遵守を働きかけてほしい旨要請があった。
(ロ) 2005年選挙の展望
 町村大臣より、選挙はコンゴ民主共和国の民主化にとって重要なプロセスであり前向きな支援をしていきたい旨述べたのに対し、ラマザニ大臣は、来年の選挙実施にはコンゴ国民全員がコミットしているとして、民主的選挙により持続的和平を達成するとの固い意志を表明した。
(ハ) 経済・経済協力関係
 ラマザニ大臣は、アフリカ開発会議(TICAD)の成果を高く評価するとともに、我が国のこれまでの支援に謝意を表明し、紛争で中断した二国間協力の再活性化を希望した。また、コンゴ民主共和国が大きな潜在力を有する森林(アフリカの2分の1を占める)やエネルギー分野に対する日本企業の進出など貿易投資の促進を期待する旨述べた。
(ニ) グローバルな課題
 ラマザニ大臣は、国連改革に関し、安保理の代表制改善・民主化が必要との考えを示し、我が国の安保理常任理事国入りを支持した。これに対し、町村大臣より、アフリカと協力して時代に即した国連改革の実現に努力していきたい旨述べた。

2.評価

(1) ラマザニ大臣の今次訪問は、ルワンダがコンゴ民主共和国東部への派兵意図を表明し、国境付近で武力衝突が発生するなど地域情勢が緊張した時期に当たった。ラマザニ大臣は、出発に際してカビラ大統領より、このような状況にある時こそ国連PKO活動への貢献を通じて同国の平和実現に大きな貢献をしている日本に対して説明責任を果たしてくるよう指示を受けた旨述べ、大湖地域和平プロセス及び来年予定されている選挙実施に向けた同国の強い政治的意思を示した。

(2) 日・コンゴ民主共和国外相会談においては、二国間関係の強化のみならず、我が国の対アフリカ外交の基軸であるTICADプロセスの推進についても、平和の定着、貿易投資の促進等の面において連携強化していく旨確認され、また、国連改革等のグローバルな課題についても協力していく旨合意された。

(3) このように、今次ラマザニ大臣の訪日は、本年8月の日・AU友好議連のコンゴ民主共和国訪問に続き両国間の強い信頼関係を醸成することに大きく寄与した。また、重要な局面を迎えているアフリカ大湖地域における和平プロセスの主要当事者であるコンゴ民主共和国側より、同プロセスへの強固なコミットメントを改めて確認することができたことは、今後、我が国を含む国際社会が同プロセスを支持・支援していく上でも大きな意味を持つものであった。さらに、国連改革をはじめとする我が国にとっての重要外交政策に対する支持を拡大する上でも有意義であった。


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