総理大臣

日・ベトナム首脳会談

平成24年4月21日

  • (写真)日・ベトナム首脳会談-1
    (写真提供: 内閣広報室)
  • (写真)日・ベトナム首脳会談-2
    (写真提供: 内閣広報室)

 本21日(土曜日)午後4時20分から約45分間,野田佳彦内閣総理大臣は,グエン・タン・ズン・ベトナム社会主義共和国首相(H.E. Mr. Nguyen Tan DUNG, Prime Minister of the Socialist Republic of Viet Nam)と迎賓館において会談したところ,概要は以下のとおりです(ベトナム側からダム官房長官,クアン天然資源環境大臣他が,日本側から,前田国土交通大臣,齋藤官房副長官,長浜官房副長官,長島総理補佐官他が同席。)。

1.冒頭

 野田総理から,同日午前中に行われた日本・メコン地域諸国首脳会議におけるズン首相の協力に謝意を表明しました。これに対しズン首相から,日本・メコン地域諸国首脳会議は成功であり,ホスト国である日本の周到な準備に感謝したい旨述べました。

2.二国間関係

(1)総論

 両首脳は防衛交流を含む活発な要人往来の実施を希望する点で一致し,野田総理から,2013年は「日越友好年」であり,日本側では実行委員会を立ち上げ具体的事業を検討しつつある旨述べました。

(2)経済協力

 野田総理から,2011年度ベトナムへの経済協力実績は3000億円に近い過去最大規模になった旨述べました。これに対しズン首相から,東日本大震災があったにも関わらず過去最大の支援を受けたことに謝意を表明し,日本からの支援は非常に有効に活用されており,ベトナムの経済・社会の発展に大きく貢献している,今後も引き続きインフラ整備関連案件を中心に協力を進めていただきたい旨述べました。

(3)経済関係

 野田総理は,日本はベトナムに対する最大の投資国であり,引き続き日本からの投資に対するベトナムの支援を要請しました。これに対し,ズン首相は,日本からの投資を歓迎する,ベトナムは日本からの投資が円滑に実施されるよう最大限配慮する旨述べました。また両首脳は原子力発電所建設及びレアアース開発への協力が進展していることを確認し,またベトナムからの看護師・介護福祉士候補者受入れの交換公文への署名を歓迎しました。

3.地域・国際情勢

 両首脳は,午前中の日本・メコン地域諸国首脳会議における議論を踏まえ,北朝鮮や南シナ海について意見交換を行いました。

このページのトップへ戻る
野田総理大臣 会談・訪問 |  目次へ戻る