総理大臣

日・カンボジア首脳会談

平成24年4月21日
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  • (写真)日・カンボジア首脳会談-1
    (写真提供: 内閣広報室)
  • (写真)日・カンボジア首脳会談-2
    (写真提供: 内閣広報室)

 本21日(土曜日)午後3時から約45分間,野田佳彦内閣総理大臣は,迎賓館においてフン・セン・カンボジア首相(Samdech Akka Moha Sena Padei Techo HUN SEN, Prime Minister)との間で首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1.総論

 野田総理は,本年が在カンボジア日本大使館の再開20周年であることを紹介し,東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国の重責を果たすカンボジアとの間で,これまでの両国の伝統的な友好関係を基盤に,様々な課題への協力を強化していきたい旨述べました。
 これに対しフン・セン首相は,和平プロセス以来の日本の協力に謝意を述べ,両国関係の更なる発展のため野田総理と引き続き協力していきたい旨述べました。

2.投資促進

 野田総理は,日本企業の対カンボジア投資額が増大していることを歓迎し,カンボジアが日本企業にとり魅力的な投資環境の整備を更に進めていくことへの期待を表明しました。また日本が支援するシハヌークビル経済特別区の建設や,人材育成等が更なる投資促進に資することに期待しました。
 これに対しフン・セン首相は,来る5月1日のシハヌークビル経済特別区の落成式には,自分(フン・セン首相)も出席する予定である,日本企業の投資がカンボジアの民生向上に貢献しており更に増加させて行きたい,そのためにも引き続き投資環境整備に努力する旨述べました。

3.経済協力

 野田総理は,南部経済回廊の更なる活性化及び地域全体の連結性の強化を引き続き支援する旨述べ,昨年の洪水被害からの復旧・復興支援や円借款による協力がカンボジア国民の脆弱性克服と発展の基盤整備に資することを期待する旨述べました。
 これに対しフン・セン首相は,日本が引き続きカンボジアにとってのトップドナーであることに謝意を表するとともに,近年増加している円借款についても高く評価している旨述べました。

4.文化・人的交流

 野田総理は,2007年から2,000名以上の我が国への招へいを行い,当初目標の倍以上を実現した旨紹介し,引き続き青少年交流を加速させたい旨述べました。また年内にカンボジアを訪問する向井理・日カンボジア親善大使を通し,カンボジアの新たなイメージが日本国民に浸透することに期待を表明しました。
 これに対しフン・セン首相は,向井親善大使の訪問を歓迎したい,このような交流が両国の相互理解を高めていくことに期待を述べました。

5.国際場裡での協力

(1)北朝鮮

 野田総理は,北朝鮮が,非核化に向け,具体的行動を取ることや,国際社会が一致して安保理決議を着実に実施する重要性を述べました。また,拉致問題への対応においても,ASEAN議長国であるカンボジアと協力したいと述べました。
 これに対しフン・セン首相は,北朝鮮の行動を懸念しており,安全保障上の脅威である旨述べました。

(2)ASEAN関連

 野田総理は,連結性強化や防災,青少年交流といった分野を中心に日ASEAN協力関係を一層強化させたい旨述べました。また,東アジアサミットの成功に向け,カンボジアの議長国としてのリーダーシップに期待を表明しました。
 これに対しフン・セン首相はASEAN関連会議の成功に向け,より一層緊密に連携・協力していくことで一致しました。

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