ラオスを公式訪問中の野田総理大臣は,本6日(火曜日)現地時間午後6時00分(日本時間午後8時)から約30分間,チュンマリー・サイニャソーン・ラオス人民民主共和国国家主席兼ラオス人民革命党書記長(H.E. Mr. Choummaly SAYASONE, President of the Lao People's Democratic Republic, Secretary General of the Lao People’s Revolutionary Party)と,国家主席府にて会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 野田総理は,チュンマリー国家主席に対し,ASEM第9回首脳会合の成功を祝福し,日本の総理として8年ぶりにラオスを訪問できたことは喜ばしい旨述べました。また,本年6月に皇太子殿下が訪問した際の国を挙げての歓待に対し謝意を伝えました。また,被災地にゾウを貸与いただいたことへの謝意を伝えました。これに対し,チュンマリー国家主席は,日ラオス間の伝統的に良好な両国関係を,「包括的パートナーシップ」の下で,引き続き強化していきたい旨述べました。
- 野田総理は,ラオスのバランスのとれた発展のため,インフラに加え,保健,教育,農業を重視した支援を行う旨述べました。これに対し,チュンマリー国家主席は,日本のODAは長年に亘りラオスの発展に大きく貢献している,今後とも,日本からの支援によって一層開発を進めたいとして,日本の協力に強い期待を繰り返し表明しました。
- 両首脳は,日中関係を含む国際情勢について意見交換を行い,両国の良好な二国間関係を基盤に,地域及び国際場裡での協力を一層強化していくことで一致しました。