11月18日(金曜日)夕刻,ASEAN関連首脳会議に出席するためインドネシア・バリ島を訪問中の野田総理大臣は,ユドヨノ・インドネシア大統領夫妻主催ガラディナー開始前に,温家宝中国国務院総理との間で,約5分間懇談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 温総理から,9月に野田総理と電話首脳会談を行い,また,G20及びAPECにおいて野田総理は胡錦濤国家主席と会見された旨述べた上で,野田総理の訪中を楽しみにしている,野田総理の訪中は,日中の協力関係にとって前向きなシグナルを発信することになる旨述べた。また,玄葉外務大臣の訪中を歓迎する 旨述べた。
- 野田総理から,年内に自分が訪中することで調整している旨述べた。また,野田総理から,日本としては,中国が発展することは我々にとってチャンスととらえている,来年の日中国交正常化40周年という機会をとらえ,戦略的互恵関係をより深化させていきたい旨述べた。温総理から,まさに来年の40周年とい う機会をとらえ,あらゆる分野で協力を発展させていきたい旨述べた。
- 最後に,野田総理から,日本産食品や農産品に対する規制について一層の緩和と早期の解除を改めて要請した。