総理大臣

日露首脳会談(概要)

平成24年9月8日

  • (写真)日露首脳会談でプーチン大統領と握手する野田総理
    (写真提供:内閣広報室)
  • (写真)プーチン・ロシア大統領と会談する野田総理
    (写真提供:内閣広報室)

 野田総理は,現地時間9月8日14時から約30分間,ウラジオストクにおいて,プーチン・ロシア大統領と日露首脳会談を行った。

1 日露関係一般

 両首脳は,アジア太平洋地域の戦略環境が変わる中で,あらゆる分野で日露協力を進めていくことが重要であることを改めて確認した。また,野田総理から,こうした協力を進めるためには,国民の理解と支持が不可欠であり,協力の具体的成果を上げること,国民感情への配慮が必要である旨述べた。

2 領土問題

 野田総理から,領土問題の解決の必要性を確認し,静かで建設的な環境の下で,双方にとり受入れ可能な解決策を見つけるべく,首脳,外相,次官級で議論を続けていくことを提案した。プーチン大統領からは,世論を刺激せず,静かな環境の下で議論を続けていきたいと述べた。今後,次官級協議を開催することで調整していくことになった。

3 日露協力

  1. (1)安全保障・防衛:日露双方で,安全保障・防衛の分野で意思疎通・協力を強化することで一致した。プーチン大統領から,賛意を示し,両国間の信頼を醸成していく上でも,この分野の交流を重視しているとの発言があった。
  2. (2)エネルギーを含む経済:ウラジオストクLNGプロジェクトに関する資源エネルギー庁とガスプロムの覚書の署名,マツダとソラーズ社の間での組立工場開所式実施を歓迎した。野田総理から,ロシアのWTO加入を歓迎し,ロシアにおける法の支配や投資環境の改善が一層進むことへの期待を表明した。極東・シベリア開発について,野田総理から,日露間にはポテンシャルがあり,相互信頼が進めば現実のものとなるだろうと述べた。プーチン大統領からは,両国間の貿易関係の進展は喜ばしく,日本企業の対露投資を歓迎するとともに,日本企業による投資を保護していきたい旨述べた。
  3. (3)海をめぐる協力:両首脳は,水産物の密漁・密輸出協定の署名を歓迎した。野田総理から,北極をめぐる協力を始めとして,海をめぐる具体的協力を進めていきたい旨述べた。

4 人的交流

 プーチン大統領から,ウラジオストクAPECに参加している青年のボランティアが訪日する計画があり,日本側への協力要請があった。野田総理からは,最大限協力したい旨述べた。

5 今後の政治日程

 12月をめどに総理の訪露日程を調整していくこととなった。プーチン大統領からは,野田総理の訪露を歓迎する旨の発言があった。

6 署名式

 両首脳は,水産物の密漁・密輸出対策に関する日露二国間協定,資源エネルギー庁とガスプロム社との間のウラジオストクLNGプロジェクトに関する覚書,丸紅と露「アンガラ・ペーパー」社との間の木材加工・紙パルプ工場建設に関する契約の署名式に立会った。

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