総理大臣

日英21世紀委員会の英国側メンバーによる野田総理表敬(概要)

平成24年5月23日

  • (写真)日英21世紀委員会英側委員の表敬を受ける野田総理
    (写真提供:内閣広報室)

 本23日(水曜日)午後5時半より約20分間、野田佳彦内閣総理大臣は、官邸にて日英21世紀委員会の英国側メンバーの表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 野田総理より、英国側座長マイケル・ハワード卿(Rt Hon Lord Howard of Lympne QC)をはじめとする、日英21世紀委員会のメンバーの方々の来日を歓迎し、昨年末来日されたハワード卿と再会できて嬉しい、また、故山本正国際交流センター理事長(同委員会日本側ディレクター)の遺志を継ぎ、前原誠司新座長とハワード卿との協力のもと、日英21世紀委員会の更なる貢献に期待する旨述べました。

  2. これに対し、ハワード卿より、先月来日したキャメロン首相からとして、温かいもてなしへの謝意と、生産的な意見交換ができ、強固な日英関係を確認できた、日英21世紀委員会でも日英共同声明をフォローアップすることを期待するとのメッセージの伝達がありました。

  3. 野田総理より、先日キャメロン首相をお迎えできたことは喜ばしく、充実した意見交換ができた、現在の日英関係は大変良好である、先般のG8サミットにおいても、英国は、欧州債務危機に直面する中、経済成長のためにも不可欠である日EU経済連携協定(EPA)や、イラン産原油の輸入に関する保険・再保険の問題でも、日本にとって一番理解があるサポーターであった旨述べました。

  4. 野田総理より、今回の会議では日英両国の現状と課題、金融問題、安全保障問題等について議論されると聞くが、これらを通じて日英関係が一層緊密になることを期待する旨述べました。さらに、先週天皇皇后両陛下がエリザベス女王陛下即位60周年式典出席のため訪英され、また、ロンドン五輪には日本から多くの訪問者が予想されるなど、このような機運も通じて日英関係の一層の発展を期待する旨述べました。

  5. これに対し、ハワード卿より、温かい言葉に感謝すると共に、重要なパートナーである日英関係を更に促進するため、日英21世紀委員会では、防衛、国際開発、東日本大震災後の福島等への支援について具体的な議論を進めたいとの希望を述べました。また、困難に直面している世界に対して、日英が重要なパートナーであることを示したい旨述べました。

  6. 最後に、野田総理より、日英21世紀委員会の活発な議論を期待する旨述べました。
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