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小泉総理大臣


カンボディア、タイ、ミャンマーとの
二国間首脳会談(概要)

平成14年11月6日

 11月5日、ASEAN+3首脳会合(於:プノンペン)に出席中の小泉総理は、カンボディア王国フン・セン首相、タイ王国タクシン首相、ミャンマー連邦タン・シュエ首相(兼国家平和開発評議会(SPDC)議長)と、それぞれ会談したところ、その概要以下の通り。

1.日・カンボディア首脳会談

(1) 小泉総理より、ASEAN議長国として今回の首脳会議を開催するまで国際的地位を向上させたことに祝意を述べた。フン・セン首相は、これまでの日本の経済協力に対する深謝の念を表明した。

(2) フン・セン首相より、今回の総理の会議出席等への謝意表明に続き以下の通り要請があった。

(イ) カンボジアに対する援助を維持してほしい、
(ロ) カンボジアは3年単位で国造りを見直しているので、日本も援助計画についてより短期的な対応をしてほしい、
(ハ) 国道1号線の改修とそれに繋がるメコン架橋の建設に協力してほしい。


(3) 小泉総理は、かつての邦人2名の犠牲者にもかかわらず日本がこれまでカンボジアの復興・開発において中心的役割を果たしてきており、今後も引き続き支援を行っていきたいとの考えを示すとともに、カンボジア政府としてKR裁判等の短期的課題と行財政改革や人材育成等の中・長期的課題に着実に取り組むよう要請した。フン・セン首相からは、KR裁判はカンボジアの政治枠組みの中で優先度を与えているとの発言があった。

(4) さらに、小泉総理は、日本はASEANへの援助を重視していくとの方針を固めており、具体的な案件については、カンボジア政府の政策の中で優先度を登録すること、投資を呼び込むための諸制度の改革に尽力するよう要請した。

(5) 最後に両首脳は、2003年の日本・ASEAN交流年に向けて両国の友好関係を今後とも一層強化していくことで一致し、会談を終了した。


2.日・タイ首脳会談

(1) 日・タイ経済連携構想

 小泉総理より、経済連携構想についてはタイとは真っ先に作業を始めており、11月に作業部会の第2回会合が行われる予定であり、引き続き事務レベルで協議していく旨発言した。タクシン首相より、FTAにおいて日本はタイにとって重要な相手国であり、互いに勇気を持って出来るだけ早く進めたい旨述べた。

(2) アジア・ボンド構想

 タクシン首相より、アジアの外貨準備をアジアへの投資に向けるような仕組みを考える必要があるとして、アジア・ボンド構想を提唱した。小泉総理より、興味深い提案であり、専門家の間で検討していきたい旨述べた。

(3) その他

 タクシン首相と小泉総理は互いに政権に就いた時期も近く、これまで最も頻繁に会っているアジアの首脳である等のやり取りがあった。


3.日・ミャンマー首脳会談

(1) 小泉総理より、ミャンマーの国造り、平和造りが成功するためにも、民主化の努力が必要である旨表明した。

(2) これに対し、タン・シュエ首相より、ミャンマーの民主化努力につき説明したいとして、以下の点を述べた。

(イ) スー・チー女史については、5月に釈放されて以来、ミャンマー国内のどこへでも訪問できる状況にある。また、政府が進めるダム・橋・灌漑設備等の各プロジェクトの視察も自由にできるようになっている。NLDの政党活動も自由である。スー・チー女史は間もなくイラワディ管区という経済的・人口的にも大きい地域への訪問を予定している。同女史は関係閣僚と13回、連絡将校とも107回既に会っている。
(ロ) ミャンマーの問題を理解する上で、自分(タン・シュエ首相)とスー・チー女史との関係のみで見るのではなく、135の少数民族がおり、それぞれが複雑な問題を抱えていることを理解してほしい。


(3) 小泉総理より次の点を述べた。

(イ) タン・シュエ首相が指摘したような問題は理解している。
(ロ) 民主化の努力がミャンマーの国造り、平和造りに寄与するよう、国際社会も注目しているので、是非とも改革に向けて頑張ってほしい。
(ハ) 「タン・シュエ、スー・チー女史」関係だけで見ないでほしいとの点は理解できるが、国際社会は、スー・チー女史を民主化の象徴として捉えているということも理解してほしい。


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