平成17年12月14日
12月13日、東アジア首脳会議への出席等のためマレーシア訪問中の小泉総理は、13時50分から20分間に亘り、リー・シェンロン・シンガポール首相と会談したところ、概要以下のとおり。
(1)リー首相より、日シンガポール経済連携協定が時代遅れのものとなっており見直す必要がある旨述べた。
(2)小泉総理からは、同協定が時代遅れになったのだとすれば、それは、日本と他国との経済連携がそれだけ進んだことを示すよい証拠である、ただし、仮に時代遅れとなっているのであれば、どのような点がそうなのかよく検討させたい旨応えた。
(1)リー首相より、両国間で成功している第3国に対する協力(日本シンガポール・パートナーシップ・プログラム)のASEAN統合に資する形での再編につき提案。小泉総理より、如何なるアプローチや協力を行っていくかシンガポールともよく協議したい旨述べた。
(2)両首脳は、来年外交関係樹立40周年を迎える両国が、国際社会の中で協力していくことが益々重要との点で一致。更に、リー首相は、日本は常にシンガポールにとって重要な存在でありパートナーである旨述べ、小泉総理も、日本とシンガポールの関係は重要である旨述べた。
両首脳は、東アジア首脳会議を含む地域情勢について協議し、東アジア首脳会議が開かれた共同体となるよう協力していくことで一致した。
リー首相より小泉総理に対しシンガポール訪問を招請した。