小泉総理大臣

日本・インド首脳会談(概要)

平成17年12月13日

 12月13日、東アジア首脳会議等に出席するためマレーシアを訪問中の小泉総理は、マンモハン・シン・インド首相と首脳会談を行ったところ、概要以下の通り。

1.二国間関係

(1)総論

 シン首相より、インドのルック・イースト政策において日本は「扇の要」である、インド国内の政党は与野党問わず日本との関係強化の必要性に対する認識がある旨述べた。
 これに対し、小泉総理より、世界最大の民主主義国であるインドとの協力には大きな可能性がある、インドの発展は日本にとってプラスであり、関係強化の機は熟している旨発言。
 また、小泉総理より、来年のシン首相の訪日を期待していると述べたのに対し、シン首相は、再度訪日することができれば大変光栄であると述べた。

(2)経済関係

 シン首相より、包括的に経済関係を拡大する可能性を検討している日印共同研究会の報告書が来年前半にまとまることを楽しみにしている、日本との間では包括的な経済連携協定についても考えていきたい、インドの対日関心は高まっており、日本語教育を推進している旨述べた。
 これに対し、小泉総理より、インドのIT産業活発化も二国間関係の発展の契機となる、日本語教育の推進は喜ばしいと述べた。

(3)経済協力

 シン首相より、日本の経済支援に深く感謝している、デリーメトロは非常に順調であり、現在検討中のムンバイ、デリー、コルカタを結ぶ貨物鉄道新線建設計画が進めば、日印間の協力を大きく拡大すると確信すると述べた。
 これに対し、小泉総理より、貨物鉄道案件に関する開発調査の実施を決定したことを伝えた上で、この決定は、両国間の協力発展の重要な一歩となると考える旨述べた。

(4)安全保障

 シン首相より、海上安全保障、海賊対策等、日印間には安全保障・防衛面で膨大な協力可能性がある、既に海上保安庁とインド沿岸警備隊の間で海賊対策、捜索救助等に関する協力の合意が得られており、インド国防大臣も訪日を計画している旨発言。
 これに対し、小泉総理より、日本はインドが国際社会でその強い魅力に相応しい力を発揮することを期待しており、いかなる協力が進められるか積極的に検討したいと述べた。

2.国際的課題等

(1)東アジア首脳会議(EAS)

 小泉総理より、インドのEASへの参加を歓迎する旨述べた上で、インド参加はEASが発展していく上で重要であると述べた。

(2)国連改革

 小泉総理より、日印両国はG4として共通の目標に向けて協力してきている、今後とも、米国とも話し合いながら緊密に連携していきたい旨述べた。
 これに対し、シン首相より、G4の中で日本、ドイツ、ブラジルと協力できたことは光栄であった、引き続き緊密に協力しつつ、様々な可能性を検討していきたいと述べた。

(3)その他

 小泉総理より、国際的な諸課題について協力関係を進めていくことが重要であり、津波等の災害対策、鳥インフルエンザ、テロ、安全保障等様々な分野で協力を進めていきたいと述べた。
 また、小泉総理より、ITERへのインドの参加を歓迎する旨述べ、シン首相より、日本の支持に深く感謝する旨述べた。

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