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小泉総理大臣

上海APEC
小泉総理と江沢民中国国家主席との会談
(概要)

小泉総理と江沢民中国国家主席との会談の様子

平成13年10月21日

 21日、上海APECに際し、小泉内閣総理大臣は、本邦時間20時10分から20時40分過ぎまで、江沢民中国国家主席との間で会談を行った(先方:銭其シン(せん・きしん)副総理、黄菊(こう・ぎく)上海市党委書記、曾慶紅(そう・けいこう)党中央組織部長、唐家セン(とう・かせん)外交部長、石広生(せき・こうせい)対外貿易経済合作部長他、当方:上野官房副長官、阿南在中国大使、高野外務審議官、大島外務審議官他同席)。本件会談の概要は以下のとおり。

1.上海APEC

(1) 小泉総理より、今回の上海APECはよく準備され、大変すばらしい会議であった、APECは今まで経済、貿易、経済協力が中心であったが、今回は、テロ問題という政治的な問題につき各国がお互い立場の違いを乗り越え、テロ反対で一致したことは今までなかったことであり、このことの意味は大きい旨述べた。

(2) これに対し、江沢民主席より、今回の上海APECの開催ぶりについては自分(江主席)としても上海の準備状況を高く評価している、一方、ものごとが順調に進んでいる時に驕ってはならないと考えている、APECの役割については、今回こういう状況の下でテロ対策が議論の中心になったが、APECは本来、経済、貿易、経済協力が中心的な課題であり、今回は特別な背景から政治問題が中心的な議題となったが、これは今後の慣例となると考えるべきではない旨述べた。

2.日中関係全般

(1) 小泉総理より、来年の国交正常化30周年の機会にスポーツ、文化、政治、経済、経済協力等の分野で両国間の交流を進めていきたい、今、世界経済は不況により成長が鈍化しており、日本も困難な状況にあるが、日本経済を発展させることにより世界に寄与することができると考えており、日本の経済改革を推進していきたい、そういう過程の中で、日中間の経済協力も進めていきたい、日中間の協力を進めることはアジアひいては世界の平和と安定に寄与する旨述べた。

(2) これに対し、江沢民主席より、来年は国交正常化30周年という大変重要な年であり、日中両国間では歴史的教訓はあるが、同時に未来にも向かわなければならない、今後両国関係は様々な分野で発展していくことを確信している旨述べた。

(3) 続けて、セーフガード問題につき、江主席より、4月以降、日本は農産物3品目に係る暫定措置をとった、中国は一貫して話合いによる解決が望ましいと言ってきた、先般、平沼経産大臣と石対外貿易経済合作部長との会談で率直な意見交換が行われた、両国の関係部門ができるだけ早く協議により解決することを望む旨述べたのに対し、小泉総理より、先般、朱総理ともこの問題につき話した、是非とも話合いで解決することが望ましく、事務当局が話合いにより友好的に解決の道筋を見出していくことが重要である旨述べた。

3.米国連続テロ事件

(1) 小泉総理より、今般のブッシュ大統領との会談で軍事戦略、政治戦略、復興戦略の3点が必要であることを提起した、アフガンでの軍事行動はアフガン国民をターゲットとしたものではなく、オサマ・ビン・ラーディン及びその拠点を目標としたものである、アフガンの政治的安定について今から考えておくことが世界の人々を安心させることにもつながる、日本は軍事行動に参加しないが、こうした政治的安定を目指す動きに参画していきたい旨述べた。

(2) 江主席より、テロについては、APEC参加各国とも立場の違いはあるが、(イ)テロ反対、(ロ)明確な目標を持ち、無辜の人々を傷つけてはならないこと、(ハ)テロ撲滅の動きの中で国連もその役割を果たさなければならないという3つの観点につき一致があった、11から12億の人口を抱えるアラブ世界も反テロの国際的な団結の動きに組み込んでいくべきである旨述べた。

4.その他

 会談終了後、江主席より2010年の国際博覧会に上海が立候補しており、日本の支持をお願いしたい旨述べたのに対し、小泉総理より、2005年の愛知万博には中国にも是非参加して欲しい旨述べた。



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