本2日（木曜日）17時30分から約20分間，菅直人総理大臣は，外務省賓客として来日中のチュオン・タン・サン・ベトナム共産党書記局常務（H.E. Mr. Truong Tan SANG, Permanent Member of the Secretariat of the Communist Party of Viet Nam Central Committee）の表敬を受けたところ，概要は以下のとおりです。
- 冒頭
菅総理大臣から，サン常務の来日を歓迎し，東日本大震災に際するベトナム側からの支援にお礼を述べ，ベトナムとの「戦略的パートナーシップ」を引き続き推進していきたい旨述べました。これに対し，サン常務から，日本がこの困難を乗り越えて復興することを信じており，ベトナムとして連帯の気持ちを伝えたい旨述べました。 - 二国間協力の推進
サン常務より，今回の訪問で，日越間で合意している協力の実現に向け有意義な話し合いができた旨述べました。菅総理大臣より，「日越共同声明」に基づき協力していくことを確認し，原子力分野での協力については，今後，より高い水準の原子力安全の実現を目指し，ベトナム側と協議を進めていく考えを伝達しました。レアアース分野の協力については，早期の事業開始を目指す旨述べました。サン常務より，ベトナムが日本にとり今後とも信頼できるパートナーでありたい旨述べました。