本23日(水曜日)午後1時から約15分間,菅直人総理大臣は,先方の発意により,マンモハン・シン・インド首相(H. E. Dr. Manmohan Singh, Prime Minister of India)と電話会談を行ったところ,やりとりの概要以下のとおりです。
- シン首相から,心からのお見舞いをお伝えしたい,日本にはインドのあらゆる資源を思うままに使って頂きたく,そのしるしとして,毛布やミネラル・ウォーターをお送りしているところであり,そのほかに我々としてできる支援があれば何でも言っていただきたいと述べた上で,地震被害の現状につき質問がありました。
- これに対し,菅総理より,シン首相及びインド国民から頂いている温かいお見舞いの言葉と様々な支援,また,連帯の姿勢と行動に対し謝意を述べると共に,在日インド人の状況についても緊密に連絡をとりたいとした上で,特に福島第一原子力発電所の状況について説明し,今後も正確な情報を迅速かつ最大限の透明性をもって提供していきたい旨述べました。
- 最後にシン首相より,インドは日本国民と共にあること,そして日本がより強い国家として回復することは疑いなく,成功を祈念していることを述べるとともに,在日インド国民に対する支援に謝意を表明して電話会談を終えました。