総理大臣

日バングラデシュ首脳会談について

平成22年11月29日

  • (写真)日バングラデシュ首脳会談
    (写真提供: 内閣広報室)
  • (写真)日バングラデシュ首脳会談
    (写真提供: 内閣広報室)

本29日(月曜日)午後6時35分から約45分間,菅直人総理大臣は,総理大臣官邸において,公式実務訪問賓客として来日中のシェイク・ハシナ・バングラデシュ人民共和国首相との間で,日・バングラデシュ首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです(バングラデシュ側:ムヒト財務大臣,モニ外務大臣,アーメド首相顧問,ラーマン首相顧問,サマド投資庁長官,ジアウッディン首相府無任所大使他,日本側:福山官房副長官,五十嵐財務副大臣,徳永外務大臣政務官他同席。)。

会談終了後,両首脳は「国際社会と南アジアの平和と繁栄にむけての強固なパートナーシップの拡大」と題する日本・バングラデシュ共同声明に署名しました。また,引き続き菅総理主催夕食会が行われ,大変和やかな雰囲気の中,両首脳は,両国の友好関係について触れつつ,2012年の国交樹立40周年や日本料理,日本によるMDGs関連支援などについて懇談しました。

  1. 日・バングラデシュ関係総論
    (1) 冒頭,菅総理から,ハシナ首相の訪日を心より歓迎する旨述べたのに対し,ハシナ首相より,温かいお迎えに感謝,今回で日本訪問は3度目であるが,日本は美しい国であり,非常に好きな国であると述べました。
    また,ハシナ首相は,父であり初代大統領であるムジブル・ラーマンがデザインしたバングラデシュの国旗は日本の国旗に非常に似ており,両国の関係を表しているようだと述べたのに対し,菅総理より,両国は兄弟のような国であると述べました。
    (2) ハシナ首相より,日本は主要国に先駆けて我が国の独立を承認してくれ,またその後も引き続き支援を継続してくれていることに感謝。また,1975年に皇太子同妃両殿下にバングラデシュにお立ち寄り頂いたことは両国の友好関係の基礎となったと述べました。
    (3) ハシナ首相より,菅総理にバングラデシュ訪問の招請があり,菅総理はこの招待に感謝の意を表しました。

  2. 経済関係
    (1) ハシナ首相より,「ビジョン2021」の下,2021年までに中所得国となることを目的としており,日本にも協力頂きたく,二国間の経済関係を高めるためにも交流を深めたいと述べました。また,日本企業から更に直接投資をして頂きたく,これに加えて将来的な経済連携協定(EPA)の締結を要請したい,と述べました。
    (2) 菅総理より,昨年日バングラデシュ経済委員会からハシナ首相に手交された投資環境整備の要望書にふれつつ,バングラデシュには我が国の主要な企業が進出しており,また企業進出も増加しているところ,これを更に促進するため,貴国の投資環境の整備をお願いしたいと述べました。また,我が国はEPAを推進していくことに基本的に積極的である,貴国と経済分野における協議を行うための政府間協議を立ち上げることを提案したいと述べました。更に,バングラデシュが推進する投資整備のための行動計画を歓迎する旨述べました。
    (3) ハシナ首相から,二国間の貿易関係も近年緊密化している一方で,貿易格差も生じており,格差是正の方策としてニット製品の一般特恵関税の条件緩和を要請したいと述べたのに対し,菅総理より,この要請を前向きに検討したいと述べました。

  3. 経済協力
    (1) ハシナ首相から,日本のインフラ,教育,保健などの様々な分野における協力に感謝する旨述べ,ルプシャ橋やジャムナ橋への日本の支援に感謝しつつ,パドマ多目的橋建設計画への支援要請がありました。
    (2) 菅総理より,バングラデシュの経済発展と貧困削減のために引き続き支援をしていきたいと述べ,日本はパドマ多目的橋建設計画に対し,4億ドル相当の円借款を供与する意向である旨を伝えました。これに対し,ハシナ首相より,深甚なる謝意が示されました。
    (3) ハシナ首相より第31次円借款に対する謝意とともに,第32次円借款への支援要請があったのに対し,菅総理より,第32次円借款については現在検討中である旨述べました。

  4. その他(グローバルな課題)
    (1) ハシナ首相より,バングラデシュは日本とともに平和構築や核廃絶にコミットしており,また,国際場裡においても日本を支持してきている旨述べました。
    (2) 菅総理より,国際場裡におけるバングラデシュのこれまでの支援に感謝するとともに,特に我が国の国連安全保障理事会の常任理事国入りに対するバングラデシュの支持に感謝すると述べました。また,核軍縮・不拡散において両国は同じ方向性を有していることをうれしく思う,貴首相は広島を明日訪問予定だが,唯一の被爆国である我が国国民の想いを是非貴国国民にもお伝え頂きたいと述べました。
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