総理大臣

日韓首脳会談(概要)

平成22年10月4日

 10月4日(月曜日)午前9時30分(現地時間)から約30分間,ASEM首脳会議への出席のためにブリュッセルを訪問中の菅総理大臣は,韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領との間で会談を行ったところ,概要以下のとおり。

1.日韓関係

  1. (1) 菅総理から,トロントでのG20サミット以来改めてお会いできてうれしい,民主党代表選挙での再選に際して,貴大統領から祝辞をいただき感謝する,また,8月の総理談話の発出後貴大統領から評価いただき感謝する,総理談話で述べたことのフォローアップを真摯に行っていきたい,今後の東アジア及びアジア太平洋地域の平和・安定・繁栄にとって,日韓の連携強化と,日韓米3カ国の関係強化は極めて重要である旨述べた。
  2. (2) 李明博大統領から,トロントでG20サミットの際にお会いして以来菅総理にお会いできてうれしい,民主党代表選での再選に改めてお祝い申し上げる,菅総理との間ではこれまで電話会談等を通じて良い関係を築いてきたと思う,8月10日の総理談話について自分(李明博大統領)は肯定的に評価している,同談話のフォローアップを期待する,北東アジアでは両国で協力すべき課題が沢山ある,価値観を共有する韓日,韓日米の協力は極めて重要である,韓日米,さらには豪も参加するPSIは非常に有意義と考える旨の発言があった。
  3. (3) 日韓EPAについて,菅総理から,可能な限り早期の交渉再開のために引き続き協力したいと述べたのに対して,李明博大統領から,FTAについては既に両国政府・首脳の間でこれを進めていくことで一致しており,今後も努力していきたい旨の発言があった。
  4. (4) 両首脳は,11月には,G20及びAPECの機会に,相互に訪問し合うことを確認しつつ,両会議の成功に向けて緊密に協力していくことを確認した。
  5. (5) 菅総理から,シャトル外交の一環として,できる限り早い御都合の良い時期に李明博大統領を日本にお迎えしたいと述べ,李明博大統領の訪日について,引き続き両国間で調整していくこととなった。

2.北朝鮮情勢

  1. (1) 菅総理から,哨戒艦沈没事件の際には,日韓,日韓米でうまく連携し,意味のある安保理議長声明を発出することができた,最近北朝鮮の後継者問題に注目が集まっているが,我が国としても注意深く見守っていきたい,いずれにせよ,日韓,日韓米で連携していきたい旨述べた。
  2. (2) 両首脳は,六者会合再開に当たっては,北朝鮮が非核化等のコミットメントを真剣に実施する意思を具体的な行動によって示す必要があるとの認識で一致し,引き続き日韓,日韓米で緊密に連携していくことを確認した。

(このほか,日中関係について,菅総理から,日中関係は,アジア太平洋地域,ひいては世界にとって非常に重要な関係であり,それだけに大局的な観点から冷静に対処してきていることを説明し,先方の理解を得た。)

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