本20日(木曜日),鳩山総理は訪日中のブアソーン・ラオス首相と約30分間会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 総論・二国間関係
鳩山総理から,本年3月のチュンマリー国家主席訪日を含め,日ラオス間の外交関係樹立55周年を契機に両国関係が包括的に強化されることは喜ばしく,ラオスの発展はメコン地域の安定と発展に寄与する旨述べました。これに対しブアソーン首相から,外交関係樹立55周年という意義深い年を迎えることができ,両国の友好協力関係がますます発展していることは喜ばしい,チュンマリー国家主席訪日を含む両国ハイレベル間の交流は両国関係の更なる深化に重要な役割を果たし,両国間の包括的パートナーシップの強化につながる旨述べると共に,皇室及び政府関係者の歓迎に感謝するとのチュンマリー国家主席のメッセージを伝えました。
ブアソーン首相から,鳩山総理に対しラオス訪問の招待があり,鳩山総理からは招待に感謝するとともに,適当な時期にぜひラオスを訪問したい旨述べました。 - 経済
鳩山総理から,ラオスのWTO加盟にかかる日ラオス間の二国間交渉が実質合意に至ったことを祝し,これを機に各国との交渉が加速し,ラオスが早期にWTO加盟を果たすことを期待する旨述べました。これに対しブアソーン首相から,日ラオス二国間の実質合意に至ったことへの日本側の配慮に感謝する旨述べました。
- 経済協力
ブアソーン首相から,トップドナーとしての日本からのODAはラオス国民の生活水準向上に寄与しており,ラオス政府,国民を代表して感謝すると共に,チュンマリー国家主席訪日時のフォローアップが必要である旨述べました。これに対し鳩山総理から,ラオスの発展を側面から支援するため,引き続きラオスへのODAをしっかりと実施したい旨述べました。