鳩山総理大臣

日・ハンガリー首脳会談(概要)

平成21年12月3日


(写真提供:内閣広報室)


 本3日(木曜日)午後6時過ぎより午後8時15分頃まで、鳩山総理大臣は、訪日中のショーヨム・ハンガリー共和国大統領と首脳会談及び夕食会を行い、二国間関係、国際場裡における協力及び国際情勢につき意見交換を行いました。首脳会談及び夕食会の概要は以下の通りです。

1.二国間関係

(1)首脳会談の冒頭、鳩山総理より、外交関係開設140周年・同再開50周年という記念すべき年の大統領訪日を心より歓迎する、また、秋篠宮同妃両殿下のハンガリー訪問やエリザベート橋のライトアップなど記念事業が活発に行われていることは喜ばしい旨述べました。これに対し、ショーヨム大統領より、ハンガリーは日本との関係を重視しており、ベルリンの壁崩壊から20年を経て、両国の関係は、首脳レベル、外交面、経済面、学術面、文化面のあらゆる分野で一層緊密になっている旨述べました。

(2)また、両国首脳は、両国経済関係の一層の発展のため、社会保障協定の早期締結に向け協力していくことで一致しました。

2.日・EU関係

(1)鳩山総理より、リスボン条約の発効を受け、新たな段階に入ったEUとの関係を一層緊密なものとすべく、日・EU間のEPA締結を進めていきたい旨述べました。これに対し、ショーヨム大統領より、ハンガリーは、リスボン条約発効後の最初の1年半の間にEU議長国を経験することになる他国(注1)とともに新しいEUの体制づくりにリーダーシップをとっていきたい、EPAは、サービス、農業分野や規格の統一等を含む幅広い内容のものとした方が良いと考える、良い基盤の下で貿易・投資等の関係が一層深まることを期待する旨述べました。

(2)また、両国は現在ハンガリーが議長国を務めるV4(ヴィフォー)(注2)の枠組みを通じた連携も一層緊密化することで一致しました。

(注1)6か月の任期でスペイン、ベルギー及びハンガリーの順にEU議長国を務める予定。

(注2)V4:ハンガリー、ポーランド、チェコ、スロバキア4か国の地域協力の枠組み。1991年の設立合意会合の開催地名にちなみ「ヴィシェグラード4(V4)」と呼ぶ。

3.環境・気候変動

(1)鳩山総理より、9月に国連において、主要排出国の協力を前提に、温室効果ガスを1990年比で2020年までに25%削減するとの目標を示した、主要排出国の参加・協力を得て、COP15を成功させるべく、日本としても協力を惜しまない旨述べました。

(2)ショーヨム大統領より、日本が提示した目標を高く評価する、また、日本には優れた省エネ技術があり、ハンガリーは高い基礎研究のレベルを有している、環境面を中心としつつ、ハンガリーの有する高いレベルの基礎研究と、日本の有する高い応用技術とをうまく協力させていくことができれば素晴らしい、今後両国間でこうした形での協力を進めて行きたい旨述べました。鳩山総理より、同感である、環境分野をはじめ両国が共に協力する姿を示せれば素晴らしい旨述べました。

(3)また、ショーヨム大統領より、ハンガリーに所在する中・東欧地域環境センター(REC)に対する日本の政府及び民間企業による協力への高い評価と謝意が表明され、鳩山総理より、政府はもとより民間企業を通じてRECを引き続き支援していきたい旨述べました。

4.アフガニスタンにおける協力

 ショーヨム大統領より、ハンガリーはPRTをはじめとする復興面において協力を行っており、日本からの資金協力による協力案件の実施に感謝する旨述べました。鳩山総理より、アフガニスタンの平和と経済の安定化のため、日本側としてできる限りの協力を行っていきたい旨述べました。

5.国際場裡における協力

 国連改革の早期実現の必要性に関しての認識を共有し、国連をはじめとする国際場裡での協力関係を一層密にしていくことで一致しました。ショーヨム大統領より、ハンガリーとして日本の国連安保理常任理事国入りの意向を改めて支持したい旨述べました。

6.この他、両首脳は、現在の東アジア情勢、欧州情勢など、双方が関心を有する国際情勢について意見交換を行いました。

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