鳩山総理大臣

日・インドネシア首脳会談(概要)

平成21年12月11日

 12月10日、バリ民主主義フォーラムに共同議長として出席するためインドネシア・バリ島を訪問中の鳩山総理は、午前8時45分より約40分間、ユドヨノ・インドネシア大統領と日インドネシア首脳会談を行ったところ、概要以下のとおり。

1.バリ民主主義フォーラム

 冒頭、ユドヨノ大統領より、バリ民主主義フォーラムへの共同議長としての鳩山総理出席に対する感謝と歓迎の意が示された。
 これに対し、鳩山総理より、3か月で3回も会談できたことは喜ばしい、バリ民主主義フォーラムで共同議長を務めることができ光栄である。貴大統領と協力して両国間の協力を深めたい、と述べた。

2.二国間関係経済関係の強化

(1)ユドヨノ大統領より、日本からの投資促進への期待を表明するとともに、インドネシアも投資環境整備に努めていきたい旨と述べた。

(2)これに対し、鳩山総理より、インドネシアは大変親日的な国であり、インドネシアと日本との間で様々な経済協力関係が進展しているところ、それを更に一層進めていきたい、エネルギー、投資の分野でも両国が協力し、お互いの経済を活性化させることが重要である、インドネシアは日本の企業が大変進出しやすい環境であり、EPAというものが機能することによってさらに投資環境の整備などを十分にやって、日本の企業がさらに進出しやすい環境を作っていきたい旨述べた。

(3)また、日インドネシア間で長い間続けてきた「アサハン・アルミ製錬プロジェクト」について、鳩山総理より、2013年以降に関しても、日本とインドネシアで連携をとって協力していただきたい旨述べたのに対し、ユドヨノ大統領より、民間及び政府間でよく連携をとっていきたい旨の発言があった。

3.ARF災害救援実動演習及び西スマトラ州パダン沖地震復興

(1)ユドヨノ大統領より、再来年、日本とインドネシアで共催することになっている「ARF災害救援実動演習」への協力について言及がなされた。これに対し、鳩山総理より、災害分野での協力を進めていきたいと応じた。

(2)さらに、鳩山総理より、先般の西スマトラ州パダン沖地震に関する日本からインドネシアへの協力について述べたところ、ユドヨノ大統領から謝意が示された。

4.気候変動問題及びCOP15

(1)気候変動問題に関し、両首脳が密接に協力していくこと、特にコペンハーゲンで開催されるCOP15の成功について両国が協力していくことで一致した。

(2)ユドヨノ大統領より、インドネシアとしても2020年までに温暖化ガス排出を26%減少させるとの目標を掲げて取り組んでおり、「鳩山イニシアティブ」を支持する旨の表明があった。また、同大統領より、会談後に署名式を行う予定の「気候変動対策プログラム・ローン」とニアス島と西ヌサ・トゥンガラ州の橋梁改修に関する無償資金協力2件の支援について、謝意が表明された。

(3)これに対し、鳩山総理より、多くの国がCOP15の成功に向け協力して努力していることを評価する、その意味でインドネシアが目標を掲げていることを評価すると述べた。また、鳩山総理より、国連における先般の演説に言及し、「鳩山イニシアティブ」の最初の具体的案件として、今回、気候変動プログラム・ローンの署名が行われることは喜ばしい、各国が高い削減目標を掲げることにより 新技術の研究が進められ、協力し合うことは世界のために重要であると述べた。
 更に鳩山総理より、COP15を成功に導くために、現地で互いに協力して、特に米国、中国に対して、しっかりと働きかけていきたい旨述べた。

5.定期的な首脳・外相会談の実施及びユドヨノ大統領の訪日

 鳩山総理より、今回3か月で3度の首脳会談が実現したが、こうした首脳会談あるいは外相会談を積極的に両国が行うことは重要である、今回のようにお互いが出席する国際会議において首脳会談を行えることは有難い、ユドヨノ大統領には是非日本にお越しいただきたい、との発言があった。
 これに対し、ユドヨノ大統領より、賛意が示され、国際会議をはじめ様々な場で会談を行い、経済分野のみならず広い分野での協力関係を発展させたい、また、自分(大統領)としても、インドネシアの新政権として、改めて日本を訪問したい旨述べた。

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