福田総理大臣

日豪首脳電話会談について

平成20年5月15日

 5月15日、10時10分より約20分間、福田総理とラッド豪首相との間で日豪首脳電話会談が行われたところ、概要以下のとおり。

1.二国間関係

(1)本日、二国間関係とミャンマーについて話したいとのラッド首相の冒頭発言を受け、福田総理より、これまで何度か機会を探してきたもののこのタイミングになってしまったが、初めてお話する機会ができ嬉しく思う、日豪関係は価値観を共有する重要なパートナーである旨述べ、両首脳は、良好な日豪関係を更に発展させていくことで一致した。また、ラッド首相より、米との同盟関係は重要であり、日米豪戦略対話を引き続き進展させていきたい旨述べ、福田総理より全く同感である旨応答した。

(2)福田総理より、来月貴首相を我が国に招待したい旨伝達し、ラッド首相より、首相としての初訪日を心から楽しみにしている旨謝意を述べた。両首脳は、来月の日豪首脳会談において幅広い分野の意見交換を行うこととした。

(3)また、福田総理より、6月に続き、北海道洞爺湖サミットの際のアウトリーチ会合にもラッド首相を招待していることにつき触れ、ラッド首相が気候変動分野での取組を重視している点を評価し、この問題では途上国を含め全ての主要排出国がより責任ある形で参加する実効性のある次期枠組み作りに向けた成果が出せるよう、先進国間の連携が重要であり、豪州の協力を要請した。
 これに対しラッド首相より、アウトリーチ会合への招待に謝意を表しつつ、先進国及び途上国がそれぞれの責任を果たすことが重要である点は全く同感である旨述べ、今後アウトリーチ会合及び日豪二国間でも気候変動問題につき協力していきたい旨述べた。

2.ミャンマー

 ラッド首相より、豪州の人道支援に言及しつつ、サイクロン被害支援に関するミャンマー政府の対応には憂慮している、自分自身も関係各国に働きかけを行っているが、貴総理におかれても、ミャンマー政府に対し国際的な人的支援を迅速に受け入れるよう働きかけをして頂きたい旨発言。

 これに対し、福田総理より、自分(総理)からもタン・シュエSPDC議長宛親書を発出し、我が国及び国際的な人的支援を受け入れるよう働きかけを行ったことを紹介し、引き続き日本としても働きかけていきたい、また支援実施に関し豪州と協力できる分野があれば協力を進めたい旨発言した。

3.捕鯨問題

 ラッド首相より、6月の首脳会談では捕鯨問題も取り上げたい旨述べたのに対し、福田総理より、本件は科学的根拠に基づく議論が重要である旨指摘した。両首脳は、捕鯨問題に関する立場の違いが良好な日豪関係を阻害しないよう努力することが重要である点で一致した。

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