福田総理大臣

福田総理とラージャパクサ・スリランカ大統領との会談(概要)

平成20年6月4日

 6月3日(火曜日)午前10時30分から30分程度、国連食糧農業機関(FAO)ハイレベル会合に出席するためにローマを訪問した福田総理は、ラージャパクサ・スリランカ大統領との間で会談を行ったところ、概要以下のとおり。

1.二国間関係

 冒頭、福田総理より、最近の洪水被害に対しお見舞いの言葉を述べ、日本政府として約1700万円相当の緊急物資(スリーピングパッド、簡易水槽、浄水器)の供与を決定した旨伝達した。
 続いて、福田総理より、3月及び5月のスリランカ東部での地方議会選挙の実施等民族問題の政治的解決に向けた取組の着実な進展を評価している旨述べた。また、総理より、スリランカ東部の復旧・開発を実施し、「平和の配当」の成功例とすることが重要であり、ラージャパクサ大統領のイニシアティブの下で権限委譲のプロセスを確実に進めてほしい旨述べた。
 これに対しラージャパクサ大統領より、東部地域の民主化プロセスは順調であり、地方議会選挙等も成功裏に終了し、少数民族も多くの議席を獲得したとの説明があった。

2.経済協力

 ラージャパクサ大統領より、日本による洪水被害に対する支援及び経済協力について深い感謝の意を述べた。これに対し福田総理より、スリランカの東部開発計画、治安状況等を踏まえ、東部地域の復旧・開発への支援を検討していく旨述べた。

3.人権状況

 福田総理より、スリランカの人権状況については国際社会も引き続き注視している、今後とも、国際社会の懸念も踏まえて努力して頂きたい旨述べると共に、我が国としても、引き続きスリランカの人権状況改善努力を支援していきたいと述べた。これに対しラージャパクサ大統領より、スリランカ政府としても人権問題に関し重大な関心を払っており、例えば、事実調査委員会は少数民族を含む最良のメンバーをもって現在も活動しているとの説明があった。

4.文化関係

 最後に、ラージャパクサ大統領より、今年9月にスリランカ文化遺産展が日本で開催される旨述べ、これに対し福田総理より、文化遺産展は日本国民がスリランカの豊かな歴史や文化を知るまたとない機会であり、楽しみにしている旨述べた。

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