福田総理大臣

福田総理の中国訪問
福田総理と李建国山東省党委書記の会談(概要)

平成19年12月30日

 12月29日19時から19時40分まで、福田総理は、山東大厦ホテルにおいて李建国山東省党委書記と会談を行った際、以下のやりとりがなされた。会談は予定を20分超えて行われ、終始笑いが絶えない極めて和やかなものであった。

  1. (1)福田総理より、6年ぶりに再会できて嬉しい旨述べた(:2001年11月に当時陝西省党委書記を務めていた李書記が訪日した際に、当時官房長官を務めていた福田総理が李書記と会談を行っている)。李書記は、覚えていて下さり非常に感動した、当時の日中関係は困難な状況にあったが、2001年11月の訪日は省書記レベルで訪日許可が出た最初のものであったこともあり、福田官房長官(当時)にお会いしたことをよく覚えている、その後、テレビで総理に就任されたのを見て、日中関係には春が来ると思ったが、今回の訪中で福田総理が迎春の旅と言われているのを聞き大変嬉しく思っている旨述べた。

    (2)これに対し福田総理より、胡錦濤国家主席が来年の桜の咲く頃に訪日することに言及しつつ、今回の訪中は梅の花を咲かせる旅であろうと述べたところ、李書記より、このホテルの外の庭でも梅が咲いたと聞いている旨述べた。

  2. 福田総理より、今回の訪中では山東省の曲阜を訪れ、日中が古くから共通点を有していることを確認したい旨述べつつ、自分(総理)は中学の頃から論語を教わってきたが、論語読みの論語知らずかもしれない旨を笑いながら述べたところ、李書記より、論語の一節にある「己の欲せざるところを人に施すことなかれ」との言葉を引用しつつ、その精神は1793年のフランス革命時の「人権宣言」にも取り入れられている旨述べた。これに対し福田総理より、そのような偉大な聖人孔子を生んだ山東省のトップにいると、その道を実践しなければならない重い責任があろうと述べたところ、李書記はそのとおりである旨述べた。
  3. 李書記より、山東省は中国東部で最も将来性のある省の一つであり、日本とも海を隔てて接している、山東省は和歌山県及び山口県と友好都市の関係にあり、市レベルでも多くの友好都市関係を日本の市と結んでいる旨述べた。福田総理より、山東省の青島には多くの在留邦人がいる、温家宝総理にも申し上げたが、我が国として青島に総領事館を設置することとなった旨述べ、李書記の協力を要請したところ、李書記は問題ない旨述べた。
  4. 福田総理より、胡錦濤国家主席や温家宝総理にもお話ししたが、日中間の省エネ・環境分野での協力が重要である、日本には多くの経験とノウハウがある旨述べ、今後3年間で計1万人の中国の関係者を日本に招き研修を実施することとした旨紹介したところ、先方より山東省の農産物輸出は全中国の輸出の3分の1を占めており、その中の相当な部分が日本に輸出されていることを紹介した上で、山東省の農産物は日本の検疫のポジティブ・リストの下での厳しい検査を全てクリアしており問題ないとして、山東省の食品の品質の高さを強調した。
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