
日韓首脳電話会談
平成21年5月25日
25日、午後4時より約15分間、麻生総理は、李明博(イ・ミョンバク)韓国大統領との間で、電話会談を行ったところ、概要以下のとおりです。
- 冒頭、総理より、盧武鉉前大統領のご逝去に対し日本政府、国民を代表して心より哀悼の意を表明する旨を表明した。
- その上で、総理より、北朝鮮が核実験実施を発表したことに関し、核不拡散体制に対する重大な挑戦であり国際社会の平和と安定への脅威である、安保理決議に対する明白な違反でもあり、断じて容認できない旨を述べたところ、李明博大統領から同様の認識の表明があった。
- また、総理より、今回の北朝鮮の行為は累次の国連安保理決議や議長声明をも無視した重大な挑発行為であり、安保理としても国際社会の意思を明確にすることが不可欠である、既に安保理会合の緊急招集を要請したと述べたところ、李明博大統領は、安保理でしっかり対応することが重要である、日本の役割に期待している旨述べた。
- 両首脳は、引き続き、日韓、更には、日韓米で緊密に連携しつつ、対応していく旨を確認した。